三味線弾き のコメント

どうも、法律やルールと道徳は、旧来の単純な補完関係というよりも、かなり歪な関係に変化しているのかもしれません。理由はいくつか考えられますが、大きなモノは、以下くらいでしょうか。

1.法律やルールの制定による、正しいものを見分け考察する能力の縮退。
  ex. 教条主義の弊害諸々,味覚音痴,凡庸な悪,...
2.ならず者や不道徳者ほど、法律を制定・悪用したがる傾向。
  ex. ゲリ政権,ネット民,アラシ,...
3.正義を行おうとすると、法律やルールに触れる都市伝説?

上記を考えると、高森先生の仰る「補完」や「反比例の関係にある」だけではない気がしてきています(適切な表現が思いつかず、何関係に相当すると言えるまでには至っていません)。
とくに1番は近年、道徳そのものを崩壊させるほどの力を持ってきているように思います。欧米流の、ならず者やバカ者ですらシステムに組み込むことで戦力とする方法に慣れ、気付かずに依存し続けるうちに、相当の賢者ですら、ならず者やバカ者に退化してしまうのでしょうか。
原発事故も、土石流災害も、あれほど大きな被害をもたらしながら、だれも責任を追及されることがないよう(つまり、真実の追求・探求から逃れられるよう)、責任逃れの不道徳なシステムとして法律が機能してきた側面もあるでしょうし。
こんな現代社会の法律なんかよりも、まだ昔の村の掟や不文律あたりの方が、道徳と親和性があるんでしょうねぇ。

No.179 122ヶ月前

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