今回のゴー宣を読んで、「政治利用」という言葉が浮かびました。 以前の山本太郎直訴の時に、皇室の政治利用とは「特定の政治主体が、自らの政治目的を達成するために、皇室の権威を恣意的に手段とする行為」と学びました。 となると、7条を根拠にして総理大臣が恣意的に解散権を行使したのだから、これも「天皇の政治利用」ということになるのでは…と思ったのですが、あくまで政治利用は「権威を利用」しています。 しかし裁量的解散は天皇陛下をお飾りか何かだと見なし、その尊厳を傷付けているのですから、権威自体は認めている政治利用より遥かに罪深い行為のように思います。 戦後の日本はそういうことをずっとやってきたのですね。 皇位継承問題における男系固執などもそうですが、天皇陛下を主体として見なさないような不敬、非情が、あらゆるところでまかり通っているのがわかってきました。 天下国家というマクロな視点からの道徳を言うなら、現代の不道徳はそこから発生しているのではとも思います。もちろんミクロな自分自身の不道徳さは、また別に要因があると思っています。
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小林よしのりチャンネル
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今回のゴー宣を読んで、「政治利用」という言葉が浮かびました。
以前の山本太郎直訴の時に、皇室の政治利用とは「特定の政治主体が、自らの政治目的を達成するために、皇室の権威を恣意的に手段とする行為」と学びました。
となると、7条を根拠にして総理大臣が恣意的に解散権を行使したのだから、これも「天皇の政治利用」ということになるのでは…と思ったのですが、あくまで政治利用は「権威を利用」しています。
しかし裁量的解散は天皇陛下をお飾りか何かだと見なし、その尊厳を傷付けているのですから、権威自体は認めている政治利用より遥かに罪深い行為のように思います。
戦後の日本はそういうことをずっとやってきたのですね。
皇位継承問題における男系固執などもそうですが、天皇陛下を主体として見なさないような不敬、非情が、あらゆるところでまかり通っているのがわかってきました。
天下国家というマクロな視点からの道徳を言うなら、現代の不道徳はそこから発生しているのではとも思います。もちろんミクロな自分自身の不道徳さは、また別に要因があると思っています。