私は昭和54年、大阪生まれです。 道徳の授業は【にんげん】という本を使っていました。 その内容は『平和学習(いわゆる日本の戦争犯罪)』 と『同和教育』と『公害問題』と『障害者について』のテーマがほとんどだったと記憶しています。 私は同和教育の『牛の敵討ち』がとても心に残りました。 飼い主を突き殺してしまった牛を、村の広場で敵討ち(処刑)するというお話。 牛を『敵討ち』するわけですが、遺族は自分の手を汚したくないという理由で『村の者(被差別民)』が代わりに牛を殺すことになるのです。 牛は槍で何度も突いて殺すことになるのですが、初めのうちはギャラリーの村人は「コロセ、コロセ!」などと大盛り上がり。 ところが牛がなかなか死なずに、必死になって逃げ惑い、徐々に弱っていく姿を目の当たりにすると、村人たちの心は処刑執行人である『村の者』に憎悪の感情を抱くことになるんです。 そして、牛が力尽きて死ぬ。 その静まり返った広場で村人がポツリ。 「村の者な、むごか。あげなことせんでもよかろうに」 私はこの話に衝撃を受けて、 「いつか必ず人類を滅ぼしてやる!!」と、 心に決めたものです(苦笑) 今から思えば、この話は、私がゴー宣との出会いを果たした【差別論】に関心を持ったキッカケだったのかもしれません。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:13193453)
私は昭和54年、大阪生まれです。
道徳の授業は【にんげん】という本を使っていました。
その内容は『平和学習(いわゆる日本の戦争犯罪)』 と『同和教育』と『公害問題』と『障害者について』のテーマがほとんどだったと記憶しています。
私は同和教育の『牛の敵討ち』がとても心に残りました。
飼い主を突き殺してしまった牛を、村の広場で敵討ち(処刑)するというお話。
牛を『敵討ち』するわけですが、遺族は自分の手を汚したくないという理由で『村の者(被差別民)』が代わりに牛を殺すことになるのです。
牛は槍で何度も突いて殺すことになるのですが、初めのうちはギャラリーの村人は「コロセ、コロセ!」などと大盛り上がり。
ところが牛がなかなか死なずに、必死になって逃げ惑い、徐々に弱っていく姿を目の当たりにすると、村人たちの心は処刑執行人である『村の者』に憎悪の感情を抱くことになるんです。
そして、牛が力尽きて死ぬ。
その静まり返った広場で村人がポツリ。
「村の者な、むごか。あげなことせんでもよかろうに」
私はこの話に衝撃を受けて、
「いつか必ず人類を滅ぼしてやる!!」と、
心に決めたものです(苦笑)
今から思えば、この話は、私がゴー宣との出会いを果たした【差別論】に関心を持ったキッカケだったのかもしれません。