na85 のコメント

 よしりん師範、木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、執筆・編集・配信、ありがとうございます。

 皇后陛下は、そのお言葉の中でA級戦犯という言葉を出し、対外戦争の開始という極限の決断を下さざるを得なかった当時の「国と国民という、個人を越えた所のもの」を背負った為政者に思いを致されました。翻ってこれは、現政権による何の責任・葛藤・痛痒も感じることなく9条の空文化を閣議決定し、遠い異国の戦争への参加を易々と決定しようとする為政者に対する強い憤りを込められたものであるように感じます。
 また、陛下にとって文化とはどういう意味を持つか?という質問に対しては、形に残らない行動様式のようなものも文化とした上で、ニエレレ大統領時代のタンザニアで出会った人々の言葉から受けた感動という形で、「私たちはまだ貧しいが、国民の間に格差が生じるより、皆して少しずつ豊かになっていきたい」という言葉の引用によって、現政権が進める新自由主義強化という格差社会化への批判を暗に含ませたのだと受け取れました。
 宮内庁HPの全文も拝読しました。政治的にならぬよう配慮されているのはもちろんですが、今年に入って続いている災害の被災者たちを慮るお言葉を文末に入れられたことに象徴されるように、本当に多方面への配慮が行き届いた文章でした。また、お言葉を実際に口に出して読むと、音楽的にも非常に美しい旋律となる文章だと感じました。
 これは、皇室という聖家族の文化に50年以上も触れてこられたからこそ、発することのできる言葉なのだということは自明であると思います。公を体現する聖家族の文化に長年触れていることは、むしろ血のつながりよりも重いのではないかと思わせてくれました。男系固執派が主張するような、聖家族の文化から離れて久しい者どもに皇籍を取得させて男系を維持することに一体どんな意味があるのか?と自称ホシュや自称愛国者、自称尊皇派に問いたいですね。
 さて、時浦師範代、長い間のwiki直しという一つの世直し、お疲れ様でした。リアルでの実存に飢えた各種自称○○を含むバカの巣窟である、ネット空間の居城の一つ・バカペディアの修正には大変な苦労が付きまとっていたことでしょう。でも次の戦いも期待しています。

 飢餓は、偽書を功著に見せるだけでなく、犬や足裏をパンにも見せる na85

No.36 123ヶ月前

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