たなぴー のコメント

毎週、ライジングを楽しみに読んでおります。
今週のゴー宣のテーマ、
道場の第一部を生放送で拝見し、
第二部の内容が気になっていた私には、
ありがたい限りです!

「国家を利便性のみで考えることに違和感を覚える」という
よしりん先生の言葉にグサッときました。
私は、「歴史的に見て、国があったほうが人が死なない」という
古市氏の言葉に、なるほど!だったら、確かにあったほうがいい、
と、納得していたからです。

でも、確かに、よりしん先生がおっしゃるように、
道具のように考えるだけでは、万が一の戦争の時に、
国のために自分の命を懸けて戦う、ということはできませんね。

国というものは、決して無機質なものではなく、
landとしての土地だけでもなく、
成り立ちから歴史、そこで育まれた伝統、そこで生きた人々すべてを含めた
有機的な「公」であり、
個々人が生まれ育った愛着のある場所でもあるのだと思いました。
だから、公と個はつながるのですね。

今の私はまだ、「公」が大事なものだということは感覚的には理解できても、
実感がともなっていないのかもしれません。
不惑を過ぎたのに、恥ずかしい限りですが・・・。
(そんな私でも、『戦争論』を読んだ時は泣かずにはいられなかったですし、
それまでの、どこかもやもやしつつもリベラルサヨクだった思想に
大転換を迫られました)

宇野氏が「自己批判も込めて、大事なのはしくみよりも人」とおっしゃったのは、
考えが変化することを是とする柔軟さがあり、素晴らしいと思います。
頭の回転が早すぎて、ゆえに憤りを感じることも多い人なのかもしれないなー、
と見ていて勝手に思っていました。

古市氏は、どこかトルーマン・カポーティっぽいと思いました。
鋭い洞察、絶妙のつっこみ、かなりのシニカルさなど。

お二人とも、まだまだ若い年齢であり、これからどんなふうに年を重ねていかれるのか
興味深い存在です。

かくいう私も、最近は「みっともなくない年のとり方」がテーマです。

その点、還暦を越えても柔軟な思考を続けつつ、
価値相対主義やポジショントーク化を軽々と超えていくよしりん先生は
やはり鬼才であり、常人には真似のできないバランス感覚の持ち主だと
改めて思いました。
だから、いつも、よしりん先生が考えていることから
目が離せないのでしょう。

それでいて、どうしてもフレッシュポルチーニ茸のリゾットが食べたくて、
みなぼん編集長に暗に強要した挙句、自分がお腹いっぱいになった途端に
あとのお肉は全部食べなさいと命令・・・
子供か!とツッコミたくなるようなところが、またチャーミングですね。

そんなよしりん先生を、これからも陰ながら
応援しております。
長文失礼いたしました。

No.30 120ヶ月前

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