小林よしのりライジング

大人を演じることについて

2014/10/13 17:30 投稿

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昨日の「ゴー宣道場」について、
さっそく門弟の女性から、活き活きした感想が
寄せられたので、紹介しておきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日はありがとうございました。 

どうしよう、、、昨日が一番面白かった(笑)
(↑毎回言ってるような気もしますが^^;;

朴さんと萱野先生がゲストにいらしたときは、道場に
帯びていた熱に酔ったような感じになったのですが、
昨日は道場全体に、溢れ出んばかりに漲っていた力に
溺れそうになりました。

 

今だから白状しますが、私はゲストであるお二人の
ことを殆ど知らない状態で参加してしまいました。

あの古市さんという人は、一見今どきの草食系男子
という風貌ですが違いました。

少女のお面をかぶった、凶器性を秘めている
男性だと思います。

でも、天性なのでしょうが、ああいう雰囲気なものだから、
どれだけ失礼なことを言ったり、文字にすれば
鋭利な刃物のような言葉も、スルスルっと浮遊しちゃう
ような不思議な人でした。

でもそれは確実に相手に着地して、どのような形で
あろうと咀嚼させるのだからすごいです。

 

いっぽう宇野さんは人のことを全く考えてないような(笑)、
マシンガンが歩いているような人でしたが、でも
その弾がいちいち真ん中というか、痛いところを
突いてきて、それがまた気持ちよく感じちゃったり
するものだから、自ら撃たれに行きたくなってしまうような
魅力がありました。

だから、タイプもテンポも違う、おふたりのリベラル
タイトルマッチのような応酬はすんごい見(聞き)応えが
ありましたし、そのお二人の真ん中には
小林よしのりがいるのだから、面白いなんてものじゃ
なかったです。

嗚呼、昨日に戻りたい!(笑)

 

小林先生がおっしゃっていた、大人を演じなければ
いけないときがある、というのは、ああ、そういうことか、
と目から鱗が落ちました。

自分自身のことを考えてみても、子育て中はまったく
そうであって、私自身だって全くできていない、
言える資格もなければ内容でもないのに、子供には
教えていかなければならないことがたくさんあります
(というかそんなことばかり)。

演じているときもあるということを、何とか子供には
気づかれないよう、これからも子育て頑張ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

子供を持つ親なら誰だって「大人を演じている」。

宇野氏だってAKBを論じるときに、
峯岸丸刈り事件などが起こると、「システムに不備が
あるからルール化すべき」などと言い出す。

彼は近代主義者だからそう言うが、
わしは保守(主義者ではない)なので、
「どうせ不文のルール感覚が裁くから放っておくべし」
主張する。

主張は違うが、宇野氏だって無意識のうちに、
AKB全体の「公」のために発言している、
つまり「大人を演じている」のである。

AKB評論家」という立場を演じる役割を
与えられた時点で、単に熱狂するだけでは
済まない「分析」や「評論」や「意義」を語り始める。
それは子供には出来ない。

大人だから「公」にコミットメントするのである。

 

 

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