monmon のコメント

時浦さんが道場ブログで取り上げていましたが、僕の地元にある北海道電力も10月から電気料金の「再値上げ」を国に申請するそうです。ちなみに値上げ幅は、家庭向け料金は約17%、国の申請が必要ない企業向け料金は約23%です。再値上げなんて、寄付した人にさらにメールで寄付のお願いをするウィキペディアと似てますよね。昨日、北電による一般利用者向けの説明会が行われたのですが、その報道を聞いて怒りが沸きました。
北電側は「泊原発が再稼動できないから値上げせざるを得ない」「値下げするには、原発再稼動しかない」の一点張りで、「役員報酬を削減しろ」という参加者の質問には「役員報酬を削減したからといって値下げはできない」と答えたそうです。しかも値上げをお願いする立場なのに節電方法まで説明したそうで、これにも「節電は目いっぱいやっている。そんな説明は聞きたくない」と非難されていました。消費者の多くは節電だけでなく、家計だって必死にやりくりしているんです。北電の人間は、それ位の事にも思いを馳せる事ができないのでしょうか。これから北海道はストーブが欠かせない冬に突入するので、これは死活問題です。
北電はこれから経費節減策として、今冬の賞与は未払いを「検討」しており、これから組合に提案するそうです。前にも役員報酬や社員の給料の削減もしていますが、国から提示された基準には全然達していません。北電の経営努力はまだまだ不足していると言わざるを得ず、道民からは当然の如く非難轟々です。
北電には再値上げ・節電とか消費者にお願いばっかりしてるけど、あんた達は我々に何かしてくれたかい?と言いたいです。「もうこれが限界」というまで、経営努力をやって始めて、値上げを問うのが筋ではないでしょうか?時浦さんは電力会社を「悪徳企業」と書いていましたが、少なくとも今の北電にはピッタリの表現です。
北海道は発電の44%を原発に依存しているので、北電にとっては原発は値上げを正当化する格好のネタになっています。北電には原発という「オワコン」にしがみつくのではなく、福島の原発事故の教訓を生かし、より安全・安価で発電をできる手法を考え、追求してほしいと思います。

No.76 125ヶ月前

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