ガキの使い のコメント

まさか二週連続のゴジラネタだとは予想もしなかったのでビックリしました、
しかし、面白いものは面白いので納得の今号のゴー宣ですね。
多分私も機から見たら特撮ヲタの端くれなので、ヲタ目線の語りを入れたく成る今回の『GODZILLA』ですが、
初代ゴジラへの愛に溢れた作品だと素直に感じましたね、
「ハリウッド版」だから「日本的」には成らないなどと言う「固定概念」を、見事に壊してくれた作品だと思いました。
極めて日本的な見方を理解して、今、出来うる限りの解釈で表現したと観て居て感じ入りましたね。

先生も仰られてますが、パラシュートで決死隊がリベリングするシーンは身の毛がよだちました。
嘗て円谷英二さんが「観て居る一人一人に衝撃を与えるには一つ一つのシーンに拘る必要が有る」と生前仰られて居ましたが、
河原が一枚一枚吹き飛んだり、電信柱がゆっくりと、しかし、確実に倒れたり、高圧線にゴジラが触れて手が溶けたり…などなど、
其処まで細かい処まで網羅しますか?という処に拘った事を思い出しますね。
その頃の昭和29年当時の東宝特撮陣の円谷組の持てる力を技術を結集させて、娯楽性も追及しながら作り上げた傑作中の大傑作、初代ゴジラが有れば、
今回のアメリカ版は、最新のCGや特撮技術と解釈で「俺ならこんなGODZILLAを作ってやるぜ!」と言うアメリカの製作者の拘り心意気を魅せてくれたと思いました。
それでいてエンタテイメント性もキチンと残しながらの傑作だと思いました。
核と向き合う日本的な発想は、ひょっとしたら欧米人には理解不可能なのかな?と見るまでは半ば諦めにも近い思いを抱いてましたが、
それは良い意味で裏切られましたね、アレを観て「日本ガー!純国産ガー!昔のガー!着ぐるみガー!スーツアクターガー!」なんて矮小にも程が有る位「錆び付いてカビ臭い発想」ですね。
そんな方々はBlu-rayで昔のゴジラだけをホームシアターでネバーエンドで観てなさい!

あら、長い!すいま千円。

No.45 125ヶ月前

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