鷲音モー のコメント

日本は相変わらずジェラシッ子パークだ!
ネット空間などはジェラシッ子の巣窟。

ジェラシッ子は心が渇いている。
充実した潤いのある生活を送る者を妬ましく思い、ねらねらと恨めしさに瞋恚のほむらを燃やして心を干からびさせて、ますます心を渇かせている悪循環にハマっているのがジェラシッ子の哀しみ。

学園生活でも仕事でも充実感・充足感を得られず、外で遊んでみても虚無感に襲われ、自宅に帰ってネットと向き合っている時だけ自分を解放出来るさみしいジェラシッ子。

まるでファミコンのゲームみたいに失敗したら、リセットボタンを押して、それまでのミスは無かった事にして、新たに名前を入力して、やり直した気になるジェラシッ子。

それは煩わしい人間関係を築く必要がないから実に気楽だが、信頼や信用を得ることは一生ない。
だからこそ、心が渇くのだ。
他人と本気で向き合えぬままでは心の渇きは癒えない。
まともに話し相手になってくれる異性が母親だけであったりしたら尚更、心が渇くだろう。
そんな渇き切ったジェラシッ子は他人と向き合えぬだけではなく、自分とも向き合わない。
そして愚かにも自分は他人より優れていると思い込むことで渇きを癒そうと腐心する。

日本の文化こそが最高であり、そんな優れた文化圏に生まれた自分もまた素晴らしい。
日本人である、それだけで自分は優れている。
世界人類の平和を祈り、ボランティア活動をしている自分は美しい。
国を憂い、社会問題に常に関心を寄せている自分は気高い。
汚れきった社会を浄化させるハルマゲドンで世界を救済せんとする自分は選ばれし者。
映画やマンガ、アニメや小説について、誰よりも情報を収集し、誰よりも正しい分析が出来る自分は有能。

嗚呼、ジェラシッ子の群れよ。
普通に恋をして、普通に働いて、普通に映画を観て、普通にデートして、普通に飯を食い、普通に布団に入って眠る。
そういう平凡を受け入れようぜ。
そういう充実した平凡を生きる人々にシットして、自分はそんな凡庸な連中とは違うんだと、実生活で唯一話を聞いてくれるママに怒鳴り、ネット空間で見ず知らずの誰かとチャットして、自分を嵩上げするのはやめようぜ。
それを続ける限り、いつまでも心は渇いたままだよ。

『小林よしのり』という個性が論じた映画評だからこそ大勢の人の心を打つんだぜ。
どこの馬の骨とも分からぬ奴がオタク知識をひけらかしても人の心は掴めないんだぜ。
ジェラシッ子になりたくなければ、平凡を受け入れるか、とんでもねぇ傑物になるかしかねぇぜ。

ま、とりあえず、渇きを癒すために、潤いのある生活を送ることから始めよう。

No.43 125ヶ月前

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