ゴジラはそれこそ98年の作品の先入観があって、観る気がしなかったのですが、評価している人が多く、観に行った方がいいのかな、と思ってしまいます。よしりん先生がこれほど怪獣映画を熱く語る事に新鮮さを感じました。 ところで、記事とは直接関係がなく申し訳ありませんが(「核」という点では全く無関係でもないのですが)、今朝の読売新聞に、「原発の電気価格保証案」という、開いた口がふさがらない政府の案が載っていました。以下、本文より政府案を抜粋します。 ①原発で発電した電力については国と電力会社があらかじめ基準価格を決める ②基準価格よりも実際の市場価格が下回った場合は、その差額を国が穴埋めする ③逆に上回った場合は、電力会社が国に差額を支払う 漫才のボケかと思うような内容です。電力自由化で電力会社が原発への投資を控え、価格面で不利になる恐れがある、という理由だそうですが、最もふざけているのは「基準価格は、電力会社が設備投資を確実に回収できる水準を設定する」という解説です。つまり、③の一見公正そうな案は、そもそも最初からセーフティーがかかっているという事。 そもそも「発電コストで有利」というのが原発推進派のお題目のはずです。これは「原発は高コストです」と白状したのも同じで、それを「国が(=税金で)穴埋めします」というのは、「原発の利権を税金で守ります」と言ってのけたに等しいでしょう。 これでもまだ原発を支持するという人がいたら、利権の走狗か、真性の馬鹿と言って差し支えないと思います。反発を恐れて「政府内には導入に慎重な意見も」あるそうですが、安倍なら通しかねません。
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小林よしのりチャンネル
(ID:6310207)
ゴジラはそれこそ98年の作品の先入観があって、観る気がしなかったのですが、評価している人が多く、観に行った方がいいのかな、と思ってしまいます。よしりん先生がこれほど怪獣映画を熱く語る事に新鮮さを感じました。
ところで、記事とは直接関係がなく申し訳ありませんが(「核」という点では全く無関係でもないのですが)、今朝の読売新聞に、「原発の電気価格保証案」という、開いた口がふさがらない政府の案が載っていました。以下、本文より政府案を抜粋します。
①原発で発電した電力については国と電力会社があらかじめ基準価格を決める
②基準価格よりも実際の市場価格が下回った場合は、その差額を国が穴埋めする
③逆に上回った場合は、電力会社が国に差額を支払う
漫才のボケかと思うような内容です。電力自由化で電力会社が原発への投資を控え、価格面で不利になる恐れがある、という理由だそうですが、最もふざけているのは「基準価格は、電力会社が設備投資を確実に回収できる水準を設定する」という解説です。つまり、③の一見公正そうな案は、そもそも最初からセーフティーがかかっているという事。
そもそも「発電コストで有利」というのが原発推進派のお題目のはずです。これは「原発は高コストです」と白状したのも同じで、それを「国が(=税金で)穴埋めします」というのは、「原発の利権を税金で守ります」と言ってのけたに等しいでしょう。
これでもまだ原発を支持するという人がいたら、利権の走狗か、真性の馬鹿と言って差し支えないと思います。反発を恐れて「政府内には導入に慎重な意見も」あるそうですが、安倍なら通しかねません。