先日、『GODZILLA ゴジラ』観に行ってきましたが、面白かったです。 よしりん先生の分析は本質を突いていて見事だなと思いました。 人類が生み出し続けてきた放射性物質に引き寄せられ、地上へ出てきた怪獣達。 ムートーは放射能を体内に取り込み、大気を清浄化できるが同時に文明を破壊してまで放射性物質を求め続ける。 対するゴジラは天敵ムートーをひたすら追い(おそらく大気が清浄化されるとまた海の底へ戻らなければならないから)、結果的に人類に与する立場になるが、強大なパワーゆえに上陸するだけでも津波を引き起こすほどで常に人類にとって助けになる存在ではない。 人類にとって福音にも脅威にもなる二面性を持つ怪獣達はまさに自然へのメタファーであり、畏れと敬いを忘れた傲慢な人間達への強い警告を感じました。 ギャレス・エドワーズ監督は1975年生まれで今年で39歳(同い年です)になるようですが、これぐらいの若い世代だと新しい感性で日本独特の価値観もあまり抵抗なく受け入れてしまえるのかなと思いました。 続編が楽しみです。
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小林よしのりチャンネル
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先日、『GODZILLA ゴジラ』観に行ってきましたが、面白かったです。
よしりん先生の分析は本質を突いていて見事だなと思いました。
人類が生み出し続けてきた放射性物質に引き寄せられ、地上へ出てきた怪獣達。
ムートーは放射能を体内に取り込み、大気を清浄化できるが同時に文明を破壊してまで放射性物質を求め続ける。
対するゴジラは天敵ムートーをひたすら追い(おそらく大気が清浄化されるとまた海の底へ戻らなければならないから)、結果的に人類に与する立場になるが、強大なパワーゆえに上陸するだけでも津波を引き起こすほどで常に人類にとって助けになる存在ではない。
人類にとって福音にも脅威にもなる二面性を持つ怪獣達はまさに自然へのメタファーであり、畏れと敬いを忘れた傲慢な人間達への強い警告を感じました。
ギャレス・エドワーズ監督は1975年生まれで今年で39歳(同い年です)になるようですが、これぐらいの若い世代だと新しい感性で日本独特の価値観もあまり抵抗なく受け入れてしまえるのかなと思いました。
続編が楽しみです。