memetaa2 のコメント

今週も配信おつかれ様です。

 今回の『GODZILLA』ですが、私も小林先生やみなぼんさんに影響されて、観に行きました。でも、正直イマイチでした。

 正直に言いますと、私は怪獣映画をほとんど観たことがありません。しいて言えば、子供のころに初代ウルトラマンを観た程度でしょうか。ですが、それでも「これは怪獣映画ではないのではないか」と思ってしまいました。

 じゃあ何の映画かというと、「自然災害もの」だと、私は感じました。地震や台風みたいなものです。怪獣により町が破壊されても、それはまず意図的ではない。劇中で死ぬ人々も、「怪獣に殺された」というよりは、「運が悪くて死んだ」ように見えるのです。ゴジラのネーミングが「GOD」からきていることも、怪獣という「キャラクター」ではなく、超自然的な存在であるという印象を強くしました。

 小林先生が「日本生まれのゴジラがアメリカに上陸して、アメリカの都市を破壊しまくること自体が実に快感であった」と書いたことも、私にとってはニュースで外国の災害を知ったのと、大して変わりませんでした。「アメリカ中部で起きた洪水により、5000棟が浸水しました」とか言われても、「ふーん、大変だねえ」とは思っても、「やったぜ!」という気分にはならないのと同じです。

 こういう気持ちで観ていたせいか、クライマックスの対決もノリきれませんでした。今回のゴー宣にあった「ゴジラの本質とは、荒ぶる自然の神の象徴なのだ」とういうのは、かなり伝わってはきましたが。

 最新ゴジラを見て消化不良になったので、数日後に初代ゴジラを観ました。こちらは、私にとって大当たりでした。
『GODZILLA』で希薄だった、「怪獣たるもの、目の前に人工物があれば、必然性が無くてもブッ壊さなければ!」という使命感が素晴らしい。

 劇中のニュースで耳になじんだ地名が出てくると、「ゴジラが近くにやってくるぞ!やばいぞ!」と、臨場感が湧きました。外国ではなく日本が襲われる方が、真に迫るものがあると思うのです。

 メッセージ性に関しては、反核というよりは科学技術全般に対する警鐘をしていると感じました。芹沢博士の葛藤やその最期に、それが象徴されているのではないでしょうか。


 長くなりましたが、これが最新と初代のゴジラを観た私の感想です。感じ方や求めるものが、ちょっと子供っぽいですかね? あ、でもゴー宣で紹介された批判意見は、私以上にひねくれてますねー。何しに映画を観に行ってるんでしょう。

No.27 124ヶ月前

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