tintiropo-n のコメント

ライジングの配信いつも楽しみにしています。
よしりん先生の先天的異常者の対処の考えに同意します。

自分には娘がいます。今の所、動物好きで人の痛みが分かる優しい子に育っていますので、たぶん先天的異常者ではないでしょう。なので加害者になることよりも、被害者になることの可能性の方がより現実的で恐ろしいです。
この佐世保での事件の被害に遭った少女も優しい子に育ったみたいですね。この子やこの御両親のことを考えると本当に胸が痛みます。親にとって自分の子が突然いなくなること、その子が死の直前に恐怖を感じていたことを想像するだけでも苦痛ですから。
それでも、ある程度の疑いは必要でしょうが、他人を信用するなとか情けをかけるなとは教えられません。人を労わらなくなれば後天的異常者になる確率が高くなると思いますので。
大人でも人の本性を見抜くことは難しいですから、優しい子に育てば逆に被害に遭う可能性の方が高くなるのかも知れません。今回の様な事件の事例では、被害に遭わない為の対策は自分には思いつきません。異常者を押さえつけるしか方法はないのでしょうね。


〈少年犯罪データベース〉の主宰者である管賀江留郎さんの著書「戦前の少年犯罪」を自分も読んだことがあります。
戦前は共同体が堅固であった筈なのに、異常犯罪のまあ多いこと。この本を読みデータベースを見た限りでは、戦前の方が猟奇的犯罪、少年犯罪、幼女レイプも多かったみたいですね。
共同体の意義は認めますが、廃絶すべき因習もまた数多く存在したのでしょう。

例えば、昭和七年のある幼女レイプ事件の捜査中に十四歳の真犯人の他に、多くの事件やレイプ犯が見つかりました。その時の警察署長のコメントです。
「最初は単なる一つの暴行事件として取調べを開始したのですが目星い容疑者を続続検挙して取調べた結果、深川東大工町より砂町一円にかけて細民階級の間に性道徳という観念がなく、全く畜生道に堕ちている事実がわかって驚くべき事は暴行された幼児の親達が犯人の自白によってはじめてその事実を知り、それでも尚平然としていることです」

当時は体罰を行えば事件や記事になるほど禁止だったらしいです。未成年者は甘やかされ何でもやりたいほうだい。異常者になる沸点が低かったのでしょうか。
頭山満の様にスケールの大きい人物も大勢いたのでしょうが、とんでもない恐るべき異常者も表裏一体の様に同時に存在していた様に思えます。

No.99 123ヶ月前

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