これから難しい年頃を迎えようとしている娘の親として、この事件が起こってからずっと考えていました。神戸連続殺傷事件のときも思ったし、今回の事件もそうですが、加害者の親にはおおいに違和感をおぼえます。しかしながら、親がおかしいとか、非常識だとか、育て方が悪いなどということで、ここまで異常な子供ができあがってしまうものなのか？となると、そういう次元の話ではないのだろうな、とは思っていました。
ゴー宣に書かれてありましたように、この事件が起こってから、教育関係者がやたらめったら「命を大切にする教育」と言っていることにも、ずっと疑問を感じていました。あげていただいたプログラムの内容を読んで、果たして本当に意味があるのか？と疑問を感じることなく、教育者達は長い期間、時間と労力を費やしてきたのかと思うと、加害者の親に対してと同じように、「やるべきことはやっている自分」という自己満足以外の何ものでもなかったような気がします。公立の学校もそうですし、教育委員会とやらも、転勤が多く人の入れ替わりが頻繁なので、波風を立てないように、事を荒立てないようほどほどに、というのが見え見えです。ある子供によってこれだけのことが立て続けに起こっているのなら、きれいごと、小手先、口先だけの、誰も傷つかず、荒立たない解決策なんかないのだな、と思いました。