リボンの騎士 のコメント

今週も配信ありがとうございました。
私は最初このニュースを知った瞬間、血が逆流するほど頭にきました。「私がむかつく」という私憤以外の何ものでもなかったと思いますが、ゴー宣道場のブログを読んだり、いろいろな人の意見や考えを聞いたり、そして今号のゴー宣を読んだことで、女性ひとりひとりの怒りにとどまらず、国益さえ損ね、そして皇位継承問題がいっこうに解決しない理由はここにある、つまりは「公」の問題なのだということがよくわかりました。
国会でも、維新の会の上西議員が委員会質問中に、自民党の大西とかいう議員から「まず自分が生まないとだめだぞ!」と野次を飛ばされたようですが、それに対して彼女は「がんばります」と答えたそうです。先日の塩村都議、今回の上西議員のように、多くの日本の女は、男尊女卑が脳髄まで達しすぎて自分が男尊女卑であることにさえ気づいてない男達の心ない言動に、こう対応してきたのです。私もそうでした。理由は、痛い女、生意味な女、面倒くさい女と思われたり、その場が気まずくなることで、自分が面倒な思いをしたくない、と考えてしまっていたからです。私は今まで上野千鶴子や田嶋陽子などに代表されるような、偏執狂としか思えないヒステリックなフェミニズムが嫌いでしたし、今も彼女達の主張で、それは間違いだと思うこともありますが、彼女達に見習うべき点もたくさんある、とも思うようになりました。上西議員のように「がんばります」と苦笑しながら応えたり、女性によっては即座に(客観的に見て)洒脱な返答ができる人もいると思いますが、それでは脳髄まで男尊女卑が達しており、成熟とか洗練とは対極にいる日本の男達をわからせることは決してできない、いや、実際まったくできなかった。その結果(勿論それだけではないけれど)いったいいつの時代の、どの後進国で起こった話なんだ?という今回のようなことが、この日本の首都東京の議会、国会の中でフツーに当たり前のように起こってしまい、さらには女性宮家の創設をこれだけ難しくしてしまっている。
正真正銘の男尊女卑男、なんとなく染みついちゃったダンソンジョヒ男、名誉男性の女達は、いろいろな意味で(気づかせる、わからせる、沈める、抹殺する、滅亡させるなど。笑)なんとかしなければいけないのだから、今回のことで怒った女たちも、今この瞬間から、ドラスティックに意識を大きく変えなければいけないと思いました。

No.58 126ヶ月前

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