竹田氏が「旧皇族」に止まらず「皇族」まで詐称をし始めた記事を読んで怒りを抑えるのに必死でした。 なぜなら一般人が皇室を自分や自分の所属機関、団体のための宣伝には絶対に使ってはいけないことは今も昔も同じだからです。ここでは名前と活動内容の詳細をあえて伏せさせていただきますが、私が所属しているNPO特定非営利活動法人の特別顧問を務める名誉教授は団体の活動分野では最高権威でもあり、団体の活動内容も天皇陛下に直接謁見して一時間にわたって説明されました。しかし、この事実は現在は非公開であり、講演で数回説明しただけで講演内容にもその目は記録に残していないとのことです。この名誉教授も、この名誉教授が特別顧問を務める団体も天皇陛下や皇室が嫌いというわけではなく、皇室を宣伝することによる世間の反動を考慮し、あえて皇室について触れていないだけの話なのです。もし、所属団体の宣伝に皇室を利用する形をとってしまうと、団体の名は広まる一方で皇室を宣伝に利用した不敬な団体と捉えられてしまい、例え合法であっても世間から特定の思想に凝り固まった不敬な団体として、活動内容そのものが致命的となりかねないのです。 このNPO法人の活動には障害者施設の障害時から、国会議員やAKBなどの有名芸能人までが参加しているほどに名が知られていて、当然、国会議員や有名人が参加された時にはその事実も活動報告に記されます。しかし、皇室に関わる場合は、たとえ公式であっても天皇陛下を敬愛し、皇室と臣民の厳かな分義を明確にしている世間に配慮してあえて公表することを控えているわけです。 このように、皇室に対する敬愛と恐れを無意識の内に認識している方々がいる一方で、同じ一般人でありながら皇室を高らかに宣伝して自分の名を売り込む竹田氏のどこに「世界から好かれる日本人」や「日本人の誇り」が見られるのでしょうか? 少なくとも、「皇族」や「旧皇族」を詐称する竹田氏の姿勢には「世界から好かれる日本人」や「日本人の誇り」はどこにもみられません。 しかし、この皇室を自分の名を売り込むための宣伝に利用するだけ利用し、自分自身の立場も皇室と関係があるかのように詐称するにとどまらず、自分自身を「皇族」と詐称する竹田氏の姿こそ、現在の自称保守と内閣の皇室に対する本心の表れなのでしょう。これが皇統を男系に固執させ、皇室を苦しませた人々の本心であることは、竹田氏の行動を放置するばかりかむしろ、論壇誌や報道機関に招いた行動を見れば、火を見るより明らかです。 国会議員や芸能人の参加を公表しても、皇室との会見の公表をあえて控える団体と自分のために皇室を宣伝して利用するだけ利用し、「皇族」を詐称までする輩を歓迎する自称保守派のどちらが臣民の皇室に対しる気持ちを理解しているか、竹田氏と竹田氏を称賛した輩の記録を永遠にとどめておきましょう。
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竹田氏が「旧皇族」に止まらず「皇族」まで詐称をし始めた記事を読んで怒りを抑えるのに必死でした。
なぜなら一般人が皇室を自分や自分の所属機関、団体のための宣伝には絶対に使ってはいけないことは今も昔も同じだからです。ここでは名前と活動内容の詳細をあえて伏せさせていただきますが、私が所属しているNPO特定非営利活動法人の特別顧問を務める名誉教授は団体の活動分野では最高権威でもあり、団体の活動内容も天皇陛下に直接謁見して一時間にわたって説明されました。しかし、この事実は現在は非公開であり、講演で数回説明しただけで講演内容にもその目は記録に残していないとのことです。この名誉教授も、この名誉教授が特別顧問を務める団体も天皇陛下や皇室が嫌いというわけではなく、皇室を宣伝することによる世間の反動を考慮し、あえて皇室について触れていないだけの話なのです。もし、所属団体の宣伝に皇室を利用する形をとってしまうと、団体の名は広まる一方で皇室を宣伝に利用した不敬な団体と捉えられてしまい、例え合法であっても世間から特定の思想に凝り固まった不敬な団体として、活動内容そのものが致命的となりかねないのです。
このNPO法人の活動には障害者施設の障害時から、国会議員やAKBなどの有名芸能人までが参加しているほどに名が知られていて、当然、国会議員や有名人が参加された時にはその事実も活動報告に記されます。しかし、皇室に関わる場合は、たとえ公式であっても天皇陛下を敬愛し、皇室と臣民の厳かな分義を明確にしている世間に配慮してあえて公表することを控えているわけです。
このように、皇室に対する敬愛と恐れを無意識の内に認識している方々がいる一方で、同じ一般人でありながら皇室を高らかに宣伝して自分の名を売り込む竹田氏のどこに「世界から好かれる日本人」や「日本人の誇り」が見られるのでしょうか?
少なくとも、「皇族」や「旧皇族」を詐称する竹田氏の姿勢には「世界から好かれる日本人」や「日本人の誇り」はどこにもみられません。
しかし、この皇室を自分の名を売り込むための宣伝に利用するだけ利用し、自分自身の立場も皇室と関係があるかのように詐称するにとどまらず、自分自身を「皇族」と詐称する竹田氏の姿こそ、現在の自称保守と内閣の皇室に対する本心の表れなのでしょう。これが皇統を男系に固執させ、皇室を苦しませた人々の本心であることは、竹田氏の行動を放置するばかりかむしろ、論壇誌や報道機関に招いた行動を見れば、火を見るより明らかです。
国会議員や芸能人の参加を公表しても、皇室との会見の公表をあえて控える団体と自分のために皇室を宣伝して利用するだけ利用し、「皇族」を詐称までする輩を歓迎する自称保守派のどちらが臣民の皇室に対しる気持ちを理解しているか、竹田氏と竹田氏を称賛した輩の記録を永遠にとどめておきましょう。