私は新聞を扱う仕事をしているので、東京発行全国紙（朝日・読売・日経・毎日・産経・東京・赤旗・公明）全てに目を通しています。作業の流れ上、深く読むことはできず、ザッとしか見られませんが、それでも安倍政権誕生以来、露骨に提灯記事ばかりになりましたね。今回取り上げられていた朝日新聞の1～2面に渡る「景気回復特集記事」は、私も読んでいて「なんだこれ？」と突っ込んでしまいました。本当に、東京新聞としんぶん赤旗くらいしか、安倍政権をちゃんと批判してる記事がなくて、まさか、しんぶん赤旗を読んで「そうそう！」と納得する日が来るとは思いませんでした(笑)
「ジャーナリズムの精神」なんてマスコミは持っていないのでしょうか…。
普通の人は新聞かテレビかネットで情報を得るでしょうけど、その中でも「新聞が一番信頼できる」と思っている人も多いのではないのでしょうか。
それなのに、こんな状態とは…。
本当に「ゴー宣」しか、きちんと伝えてくれるところがないですね。

私は先日会社から「定期昇給も賞与もなくなる」と言われましたよ。そんなところも多いと思いますけど…。減給にならないだけマシだと思ってます。
また、私の会社はあまり条件の良い会社ではありませんが、正社員募集をすると1人の採用予定で50人以上応募が来ますよ。それぞれ必死に探しているのが伝わってきます。
そう言えば、先日、つき合いのある人材派遣会社の社員は「アベノミクス効果か、派遣の需要は増えてます～」と喜んでました。要するに、非正規の需要が増えただけなんですよね。
でも、私の会社の社長や上司、同僚は「景気回復している」と勘違いしています。新聞記事、NHKのニュースを信じてしまっています。私が「それは違う」と言おうにも「朝日新聞なんて大きな新聞が嘘を書くわけない」「NHKが嘘を言うわけない」と聞く耳持ちません。ほとんどの人がそう思ってしまうのではないでしょうか。
とても、恐ろしい状態になってしまっていると思います…。