『大東亜論』の新章を拝読しました。高場にしろ、頭山にしろ、モノに執着しないことが人間の器の大きさの表れであることは、きっと人間全般に言える真理なのだと思います。人参畑塾の塾則にある、夜間外出してはいけない例外の一番目に「朝廷のこと」とあるのが素晴らしいと思います。寝て本を読んではいけないという塾則を書いた次のページに頭山が寝そべって本を読んでおり、塾生同士の力遊びも始まって塾生たちの息遣いが身近に聞こえてきそうに活写されています。 そして、ついに来島恒喜が入塾し頭山と邂逅するわけですが、数ある頭山の伝記に相撲のエピソードは恐らくなかったでしょう。しかし、押し合いに負けた来島が頭山を投げてしまい、実質的な負けを認めるシーンまでが全て史実ではないかと思えるほどの説得力と迫力でした。仙人に言われた言葉「不動の中心になれ!」(=押されて引けば中心でなくなってしまう!)を忠実に守ったからこそ来島を感服させることができ、後の彼の義挙へとつながっていく、そんな気がしました。 そしてついに『挑戦的平和論』で「行くぞーーーーーー!!」の言葉を遺して見事な死を遂げた武部小四郎が登場しました。物語はますます熱くなり、ますます先が楽しみです。ありがとうございました。 地位やカネに執着する薩長汚職閥は殺されて当然です na85
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小林よしのりチャンネル
(ID:16221355)
『大東亜論』の新章を拝読しました。高場にしろ、頭山にしろ、モノに執着しないことが人間の器の大きさの表れであることは、きっと人間全般に言える真理なのだと思います。人参畑塾の塾則にある、夜間外出してはいけない例外の一番目に「朝廷のこと」とあるのが素晴らしいと思います。寝て本を読んではいけないという塾則を書いた次のページに頭山が寝そべって本を読んでおり、塾生同士の力遊びも始まって塾生たちの息遣いが身近に聞こえてきそうに活写されています。
そして、ついに来島恒喜が入塾し頭山と邂逅するわけですが、数ある頭山の伝記に相撲のエピソードは恐らくなかったでしょう。しかし、押し合いに負けた来島が頭山を投げてしまい、実質的な負けを認めるシーンまでが全て史実ではないかと思えるほどの説得力と迫力でした。仙人に言われた言葉「不動の中心になれ!」(=押されて引けば中心でなくなってしまう!)を忠実に守ったからこそ来島を感服させることができ、後の彼の義挙へとつながっていく、そんな気がしました。
そしてついに『挑戦的平和論』で「行くぞーーーーーー!!」の言葉を遺して見事な死を遂げた武部小四郎が登場しました。物語はますます熱くなり、ますます先が楽しみです。ありがとうございました。
地位やカネに執着する薩長汚職閥は殺されて当然です na85