>>23 inti2631さん、はじめまして magome と申します。

>「大久保も大隈も襲われて当然」というのは違和感がありました。

少なくとも、その後の大久保の政策は必ずしも国益にかなったものでもなければ、この時の負の遺産が戦後になってから特に深刻な問題となって表れていますので私は違和感がありませんでした。むしろ、両者は近代日本の基礎というよりも、近代日本の負の遺産を残したと言ったほうが適切であると思います。むしろ、近代日本を作ったのは西郷隆盛を始めとする留守居役の人々であり、大久保ら岩倉使節団の人々は日本がそれまで築き上げてきた遺産を私欲のために潰したと言ったほうが正解で、そのような視点から見れば、当時、江戸時代に生まれそだった志士たちが大久保や大隈が襲われても当然と考えたほうが妥当だと思います。

今回の「大東亜論」を読んで、諸外国を多く視察し回ったからと言って必ずしも我が國の國益とはならないことが証明されてしまいました。そして、登場人物が生きている事。特に西郷隆盛と、千人と話す頭山が！故に、今月の「SAPIO」は買って読むべしですね。