トワージ のコメント

こんばんは。今月から購読を始めました!
先生のも含め、いろいろな本を肴に保守とかパトリとかあれこれと自分なりに考えてます。
その中でも「縄文人に学ぶ」という本は良書だと思います。
これは考古学者でも民俗学者でもない一建築学者が記した本で、資料も少ない分憶測もいくらか混じってますが
日本の伝統や精神はもちろん、天皇の女性性(?)や日本人と支那、欧米人との精神の違い、縄文と記紀、天照大神、そして現代人との関係性など
公のあれこれを語る時の思考の材料になるものがあれやこれやと詰まっていると思います。

なかでも驚いたのが母系社会と父系社会がまったく違うらしいことです。父系社会はシナなどの事情で周知でしょうから割愛しますが
母系社会では各血族の家が点在し、女は基本的にそこで一生過ごし、男はその家々を巡る感じだったようで、
女が食料調達、家事全般他を一手に請け負い、父子関係はなく子は皆女に帰属し(「はらから」という語がその名残なのでしょう)育てられるようで
一方男は、余所の女に貢ぐため(宝飾品とか)特産品探しに明け暮れてたくらいで己の子が認識できなかったらしいです。
それを示唆する記述が記紀にある、と氏は記してます。
これを言うと不謹慎かもしれませんがこの社会下では男はいわゆる「撒く機械」だったのではないでしょうか。それでもいわゆる「産む機械」とは別物……ですかね?
こういう社会を考えると男尊女卑と女尊男卑の違いって、天皇って、左翼って、(厳然たる父系らしい)一神教って、欧米人って、そして今回の記事についても……などいろいろ考えさせられます。

個人的にはホシュの方々に読んでもらいたいものです。普通の人がこれを読んだなら、男系固執とか、欧米との価値観との一体化なんてまず考えられないと思いますから。

長文とかいろいろ、失礼しました。以降もよろしくお願いします。

No.28 129ヶ月前

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