ダジャレ保存委員会の皆様、よしりん漫画で私が気に入っているダジャレについて書かせてください。

　それは『遅咲きじじい』の4話に出てきました。毛微光一という極めてデカい不自然なヅラ（超高価）をかぶっているじいさんが、散歩中よく会う犬を散歩している美人の後家さんに惚れてしまい、その恋を散太郎が応援するというお話しです。自信が無いから会いたくないと言う毛微と後家さんを何とか会わせようとし、毛微は文章は得意だったので手紙で会う約束までこぎつけました。
　後家さんは実は犬の糞尿を片付けなかった自分を叱ってくれた散太郎に惚れていて、待合場所に散太郎が現れたので喜びますが、相手は不自然なヅラの毛微でした。実は散太郎は自分を偽り続ける毛微を脱皮させたかったので後家さんの前でヅラを取ります。後家さんが拒否反応を示すと、泣き崩れた毛微は「嫌われたのはヅラでもなく、ハゲでもなく、自分なんです。」と言います。それを見た後家さんと一緒にきていた娘が「この人はいい人だわ」と感じ、母親に逃げずにこのまま毛微とお茶するように言うと、後家さんは「散様も一緒に」と誘います。
　そして散太郎の一言。「わしはヅラをハゲましに来ただけだ、従ってこのままヅラかる」
　後家さんは追いかけて「やーん、私もヅラかる～」
　娘は、毛微のヅラを奪って母親に投げつけながら「小娘かー！」

　この時を得たダジャレの波状攻撃、素晴らしいです　na85