みなさん、お久しぶりです。実は、知人の方から興味深い情報を二つほど持ち合わせまして、詳細はリンク先を見ていただくとしてまず、題名と概要だけを紹介いたします。 1.国民投票法が衆院通過 7党賛成、改憲手続き確定、今国会中に成立へ http://sekaitabi.com/kokumintohyo.html 「美味しんぼ」の「鼻血」騒動で報道関係などが騒いでいる中で国民投票法改正案が衆院を通過してしまいました。反対したのは共産党、社民党の2頭のみ。これは以前にライジングで取り上げた96条改正案そのもので、もし、この法案が実行されてしまえば投票数における東京結果だけで憲法が改正されてしまうことになります。もちろん、天皇の所在だって憲法上無法化されることだって十分にあり得るわけです。そして、日本がアジアで一番最初に近代憲法を実施した国であると同時に、世界で一番近代憲法を崩壊させた国という歴史上の汚点が付いてしまうゆゆしき事態となってしまうわけです。私は次回の道場には参加できませんが、この国民投票法改正案の衆院通過という事件は今回の道場の本題と十分に合致する事件であると思います。 2.実は「独立」が明記されていなかったサンフランシスコ講和条約 http://rothschild.ehoh.net/material/36.html 内容は苫米地英人著「脳と心の洗い方」からの引用ですが、実はサンフランシスコ講和条約には、ゴー宣でも取り上げられていますが、英語のほかにフランス語、スペイン語で原文が作成されていますが、日本語での原文は作成されていません。日本語ではあくまでも「伝えた」程度で現在「独立」が明記されている日本語で記されているサンフランシスコ講和条約は原文でもなければ原文を正式に翻訳したものでもなく、あくまでも講和条約の内容を伝えた程度にとどまっているということです。日本国内での解釈ならばともかく、国際間となれ当然、原文か原文の直訳が重要視されるわけですから、耕和上枠に「独立」が明確に記されていなければ日本は国際的に独立を承認されていることになりません。 では、「独立」の代わりに何が記されているかと言えば、それは日本人の定められた日本領域内における「自治権」程度のもので、日本が戦勝国の承認の下で自治をしてもいいですよ、程度の内容しか書かれていないというわけです。もし、これが事実ならば、なるほど、と言わざるを得ません。 靖国神社を参拝するにも各国の承認が必要。TPPや集団自衛権も自国の決定では何も行えない。自衛隊が永遠に国軍となれないし、国民に自国の国を自国で守るという化外を持てない。憲法も皇室も尊重できない。原発も米国企業に不良品を最悪の条件で売りつけられてしまう。エネルギー政策も食料問題も外國依存のまま進めることが出来ない。アベノミクスや構造改革で只管國内の富を國外のグローバル企業に流れるままにする。結論として自治程度なので政府から國民に至るまでもが主権を保つことが出来ない。 サンフランシスコ講和条約で主権を回復したというのがあくまでも見せ掛けならば、戦後に見られる弱腰外交も納得がいきます。これは最低でも「高森ウィンドウズ」、できれば次回の憲法を本題として取り上げる「ゴー宣道場」で取り上げられるべき課題として注目されてもいいのではと思えてならないのです。
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みなさん、お久しぶりです。実は、知人の方から興味深い情報を二つほど持ち合わせまして、詳細はリンク先を見ていただくとしてまず、題名と概要だけを紹介いたします。
1.国民投票法が衆院通過 7党賛成、改憲手続き確定、今国会中に成立へ
http://sekaitabi.com/kokumintohyo.html
「美味しんぼ」の「鼻血」騒動で報道関係などが騒いでいる中で国民投票法改正案が衆院を通過してしまいました。反対したのは共産党、社民党の2頭のみ。これは以前にライジングで取り上げた96条改正案そのもので、もし、この法案が実行されてしまえば投票数における東京結果だけで憲法が改正されてしまうことになります。もちろん、天皇の所在だって憲法上無法化されることだって十分にあり得るわけです。そして、日本がアジアで一番最初に近代憲法を実施した国であると同時に、世界で一番近代憲法を崩壊させた国という歴史上の汚点が付いてしまうゆゆしき事態となってしまうわけです。私は次回の道場には参加できませんが、この国民投票法改正案の衆院通過という事件は今回の道場の本題と十分に合致する事件であると思います。
2.実は「独立」が明記されていなかったサンフランシスコ講和条約
http://rothschild.ehoh.net/material/36.html
内容は苫米地英人著「脳と心の洗い方」からの引用ですが、実はサンフランシスコ講和条約には、ゴー宣でも取り上げられていますが、英語のほかにフランス語、スペイン語で原文が作成されていますが、日本語での原文は作成されていません。日本語ではあくまでも「伝えた」程度で現在「独立」が明記されている日本語で記されているサンフランシスコ講和条約は原文でもなければ原文を正式に翻訳したものでもなく、あくまでも講和条約の内容を伝えた程度にとどまっているということです。日本国内での解釈ならばともかく、国際間となれ当然、原文か原文の直訳が重要視されるわけですから、耕和上枠に「独立」が明確に記されていなければ日本は国際的に独立を承認されていることになりません。
では、「独立」の代わりに何が記されているかと言えば、それは日本人の定められた日本領域内における「自治権」程度のもので、日本が戦勝国の承認の下で自治をしてもいいですよ、程度の内容しか書かれていないというわけです。もし、これが事実ならば、なるほど、と言わざるを得ません。
靖国神社を参拝するにも各国の承認が必要。TPPや集団自衛権も自国の決定では何も行えない。自衛隊が永遠に国軍となれないし、国民に自国の国を自国で守るという化外を持てない。憲法も皇室も尊重できない。原発も米国企業に不良品を最悪の条件で売りつけられてしまう。エネルギー政策も食料問題も外國依存のまま進めることが出来ない。アベノミクスや構造改革で只管國内の富を國外のグローバル企業に流れるままにする。結論として自治程度なので政府から國民に至るまでもが主権を保つことが出来ない。
サンフランシスコ講和条約で主権を回復したというのがあくまでも見せ掛けならば、戦後に見られる弱腰外交も納得がいきます。これは最低でも「高森ウィンドウズ」、できれば次回の憲法を本題として取り上げる「ゴー宣道場」で取り上げられるべき課題として注目されてもいいのではと思えてならないのです。