よしりん師範、木闌師範、時浦師範代、スタッフの皆様、今回も最強の布陣による執筆・編集・配信、ありがとうございました。 以前よしりん師範は、TPP推進・原発推進・皇統の男系固執は三位一体であり、これらを掲げる勢力が敵だと仰いました。私は、状況証拠としてこれらが一体だと認識できても、その有機的な繋がりまでハッキリとは判りませんでした。しかし今回の「ゴー宣」でようやく判りました。ありがとうございます。 高齢者の寿命が延び、子供の数が減っていけば、いずれ人口減少社会になるのは分かりきっていました。人口が減っても右肩上がりに成長できるというあり得ないビジョンの元に造られた年金制度と医療福祉制度は破綻が約束されていました。エライ人たちがいくら将来は大丈夫だと言っても高齢者の不安は解消されず、全世代の中で最も富裕な高齢者は持ち金を墓場まで持っていく決意を固め、例え亡くなってもその遺産の相続人は相続時点で既に高齢者となっているため結局カネは死蔵されたまま動きません。つまり、就学から結婚・子育てといった最も活きたカネが必要な現役世代に所得移転されず、消費されないため、つまりモノやサービスが売れないためカネが回らないわけです。これでは少子化はますます進み人口構成はさらに歪になります。 この人口構成の歪みによる内需の縮小こそ日本経済が成長できなくなった理由でありパイの縮小の正体なのですが、政官財界のグローバリストはこれを見ず、売れるものをつくれば売れると強弁し、国内で売れないならむしろ海外で売れ、グローバル化しろ、外需を取ることこそが成長だと言い募りました。モノやサービスを海外に売れば代わりに外国産のモノやサービスを買わなければ不均衡が生じるため、必然的に積極的な自由貿易論者になるわけです。日本が工業製品を売る代わりに差し出してきたのが一次産業です。さらに強国に本拠地を置くグローバル企業は、自分たちがビジネスしやすいように環境を整えろと日本に対して構造改革を要求してきました。その最後の仕上げがTPPというわけです。 長年の米国による対日構造改革要求により企業は少しずつ変質してきました。団塊の世代以上は正規のまま定年まで勤めて年金を確保する目算ですが、下の世代には短期的な実績が無ければリストラできる成果主義を押し付けました。また会社が株主のものとなったため、リストラを渋ったり社会保障を削減しなかったりという短期的に収益の落ちるような行動を取れば株主代表訴訟で取締役が解任される恐れもあります。 そして特にモノづくり企業では、人口構成のせいでモノが売れなくなった国内に生産拠点を置いておく必要はなく、安い労働力も確保できる海外に出ていくことに活路を見出すしたため国内産業は空洞化しました。国内に残った工場もハイテク化によって人が要らなくなり、結果一握りの勝ち組正社員だけが国内外の管理職となる以外は非正規で賄えるようになります。こうして負け組が容易に貧困層に落ちる素地ができました。 ハイテク化が容易な二次産業ではなく三次産業なら人は減らしにくいと思われますが、5月1日のクローズアップ現代では、高齢者の年金による消費で成り立っていた地域経済が高齢者の東京への移動によって成り立たなくなり、高齢者介護などで生計を立てていた人の中でも特に若年女性が仕事を求めて東京へ行き、そのため限界を超えて消滅の危機にある集落が多発していることが報告されていました。三次産業においても、カネを使える高齢者が移動したことによって地方では仕事がなくなり、大都市では仕事が過酷化するということが起きているわけです。医療でも介護でも激務に耐えかねて体を壊すなどすれば、すぐに正規雇用から外されて貧困層へ落ちることになります。 現役人口(=就業人口=消費者人口)の減少によるパイの縮小を解決する第一は女性の管理職への登用を含む積極的活用だと思われます。しかし企業は長期にわたって男社会であったため女性の管理職は心理的にも制度的にも受け入れられ難く、必然的に非正規になる率は女性が多く貧困層に落ちるのも女性が早くなると思われます。今回のゴー宣ではそれが数字として表されており、その典型例が紹介されていた痛ましい事例でしょう。そして数少ない女性キャリアは広告塔としてとことん利用されるでしょう。本音としては男尊女卑であることが透けて見える安倍ですが、これは意のままにならない昭恵夫人への歪んだ憎しみを全日本女性に向けているのではないかと勘ぐりたくなります。 女性や弱者に対して居丈高に振る舞い強そうに見せている安倍ですが、タカ派というよりチキンホークであり、中韓北に対してチキンレースを仕掛けても最後は米国に抱き着く算段でいるため、バーターで集団的自衛権を使って米国の侵略戦争に協力するために自衛隊を派兵し、TPP交渉でも大事な部分を全て譲ることになるでしょう。こんな安倍を「いいね!」で支えるコアな支持層も女性に対して歪んだ憎しみを抱えているのでしょう。 高度成長期以来の一時期の風潮でしかない専業主婦を日本古来の伝統だと勘違いしている男尊女卑の観念に脳髄を犯された自称ホシュ派は、自分たちの推し進めてきたグローバル化と構造改革のせいで専業主婦が成り立たなくなった事実を全く見ようとしません。リストラと非正規化のリスクが常に存在し所得も減り続ける状況では、共働きでなければ生活が成り立たないわけですが、昨今の増え続けるDV離婚からストーカー化という流れの根っこは男尊女卑観念から抜け出せない男のプライドにもありそうです。 さて、今後TPPの労働分野で労働市場がこじ開けられ、またISD対策の事前政策として移民受け入れを決定すれば非正規雇用さえも外国人に奪われるでしょう。そうすれば日本人の給与も移民並みに抑えることができ、こうして「底辺への競争」は進むわけです。日本人・外国人移民を問わず貧困層が増えれば、食料や生活必需品を安く供給できるほうが都合がよいとの理由で、現在行われているTPPの市場アクセス分野での交渉で譲りまくっても「消費者のためだ」と後々正当化できるでしょう。国産の高級品は国内外の富裕層が消費し、国内の膨大な貧困層には外国産の粗悪品が宛がわれるわけです。 まず介護や家事というヘルパー業務に携わる労働者を海外から受け入れようとしていますが、途上国や新興国から現役世代を受け入れれば親族のリタイア世代も呼び寄せるでしょうし、やがて現役世代も高齢者になって社会保障を受ける側になります。現役世代の労働者の頭数やGDPといった数字しか見ない政策を推し進めていると後で強烈なしっぺ返しを食らいます。人口構成の歪みこそがパイ縮小の原因だという本当に見るべき数字を見ないようにしているのでしょう。 数字を見ないようにしているもう一つの見本が原発問題です。列島内のどこにも捨て場の無い核ゴミが貯まり続けても再稼働を強行することや、原発の発電時の熱効率の悪さによるロス、過疎地に配置したがゆえの送電時のロスも、廃炉から事故時の補償までも含めた膨大なコストも、数字を見ないようにしているからに他なりません。国から無尽蔵にカネが注ぎ込まれる原発アリの電力事業に皆でたかる共犯関係はグローバリズムと同じ拝金主義が根底にあります。グローバル化によって生み出される貧困層は原発作業要員として必要だから格差拡大はむしろ都合がよいという確信犯ではないかと勘繰りたくなります。 人口構成の歪み=少子高齢化が日本の大問題なのですが、これは皇室にも縮図として現れています。時間の経過とともに否応なく高齢化は進み、女性皇族の臣籍降下によって皇室の少子化も進むわけです。対策は女性皇族が成年後も皇族として残れるようにする女性宮家の創設しかありません。間違っても旧宮家から移民を受け入れたりしてはいけないのです。安倍一党をはじめとする自称ホシュは、俗世の企業における女性の積極的登用をせず移民受け入れを推進するのと同様に、聖域の皇室でも女性宮家を創設せず旧宮家系国民男子の皇籍取得に躍起です。 男系固執主義者とグローバリストとは極めて強い親和性があるようです。TPP推進・原発推進・皇統の男系固執が拝金主義と男尊女卑をキーワードにつながりました。 長くなりすぎたので最強の布陣の他の作品には触れられずです。ところで… 某国民男子は陰陽師がいた時代の天皇を気取っている? na85
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よしりん師範、木闌師範、時浦師範代、スタッフの皆様、今回も最強の布陣による執筆・編集・配信、ありがとうございました。
以前よしりん師範は、TPP推進・原発推進・皇統の男系固執は三位一体であり、これらを掲げる勢力が敵だと仰いました。私は、状況証拠としてこれらが一体だと認識できても、その有機的な繋がりまでハッキリとは判りませんでした。しかし今回の「ゴー宣」でようやく判りました。ありがとうございます。
高齢者の寿命が延び、子供の数が減っていけば、いずれ人口減少社会になるのは分かりきっていました。人口が減っても右肩上がりに成長できるというあり得ないビジョンの元に造られた年金制度と医療福祉制度は破綻が約束されていました。エライ人たちがいくら将来は大丈夫だと言っても高齢者の不安は解消されず、全世代の中で最も富裕な高齢者は持ち金を墓場まで持っていく決意を固め、例え亡くなってもその遺産の相続人は相続時点で既に高齢者となっているため結局カネは死蔵されたまま動きません。つまり、就学から結婚・子育てといった最も活きたカネが必要な現役世代に所得移転されず、消費されないため、つまりモノやサービスが売れないためカネが回らないわけです。これでは少子化はますます進み人口構成はさらに歪になります。
この人口構成の歪みによる内需の縮小こそ日本経済が成長できなくなった理由でありパイの縮小の正体なのですが、政官財界のグローバリストはこれを見ず、売れるものをつくれば売れると強弁し、国内で売れないならむしろ海外で売れ、グローバル化しろ、外需を取ることこそが成長だと言い募りました。モノやサービスを海外に売れば代わりに外国産のモノやサービスを買わなければ不均衡が生じるため、必然的に積極的な自由貿易論者になるわけです。日本が工業製品を売る代わりに差し出してきたのが一次産業です。さらに強国に本拠地を置くグローバル企業は、自分たちがビジネスしやすいように環境を整えろと日本に対して構造改革を要求してきました。その最後の仕上げがTPPというわけです。
長年の米国による対日構造改革要求により企業は少しずつ変質してきました。団塊の世代以上は正規のまま定年まで勤めて年金を確保する目算ですが、下の世代には短期的な実績が無ければリストラできる成果主義を押し付けました。また会社が株主のものとなったため、リストラを渋ったり社会保障を削減しなかったりという短期的に収益の落ちるような行動を取れば株主代表訴訟で取締役が解任される恐れもあります。
そして特にモノづくり企業では、人口構成のせいでモノが売れなくなった国内に生産拠点を置いておく必要はなく、安い労働力も確保できる海外に出ていくことに活路を見出すしたため国内産業は空洞化しました。国内に残った工場もハイテク化によって人が要らなくなり、結果一握りの勝ち組正社員だけが国内外の管理職となる以外は非正規で賄えるようになります。こうして負け組が容易に貧困層に落ちる素地ができました。
ハイテク化が容易な二次産業ではなく三次産業なら人は減らしにくいと思われますが、5月1日のクローズアップ現代では、高齢者の年金による消費で成り立っていた地域経済が高齢者の東京への移動によって成り立たなくなり、高齢者介護などで生計を立てていた人の中でも特に若年女性が仕事を求めて東京へ行き、そのため限界を超えて消滅の危機にある集落が多発していることが報告されていました。三次産業においても、カネを使える高齢者が移動したことによって地方では仕事がなくなり、大都市では仕事が過酷化するということが起きているわけです。医療でも介護でも激務に耐えかねて体を壊すなどすれば、すぐに正規雇用から外されて貧困層へ落ちることになります。
現役人口(=就業人口=消費者人口)の減少によるパイの縮小を解決する第一は女性の管理職への登用を含む積極的活用だと思われます。しかし企業は長期にわたって男社会であったため女性の管理職は心理的にも制度的にも受け入れられ難く、必然的に非正規になる率は女性が多く貧困層に落ちるのも女性が早くなると思われます。今回のゴー宣ではそれが数字として表されており、その典型例が紹介されていた痛ましい事例でしょう。そして数少ない女性キャリアは広告塔としてとことん利用されるでしょう。本音としては男尊女卑であることが透けて見える安倍ですが、これは意のままにならない昭恵夫人への歪んだ憎しみを全日本女性に向けているのではないかと勘ぐりたくなります。
女性や弱者に対して居丈高に振る舞い強そうに見せている安倍ですが、タカ派というよりチキンホークであり、中韓北に対してチキンレースを仕掛けても最後は米国に抱き着く算段でいるため、バーターで集団的自衛権を使って米国の侵略戦争に協力するために自衛隊を派兵し、TPP交渉でも大事な部分を全て譲ることになるでしょう。こんな安倍を「いいね!」で支えるコアな支持層も女性に対して歪んだ憎しみを抱えているのでしょう。
高度成長期以来の一時期の風潮でしかない専業主婦を日本古来の伝統だと勘違いしている男尊女卑の観念に脳髄を犯された自称ホシュ派は、自分たちの推し進めてきたグローバル化と構造改革のせいで専業主婦が成り立たなくなった事実を全く見ようとしません。リストラと非正規化のリスクが常に存在し所得も減り続ける状況では、共働きでなければ生活が成り立たないわけですが、昨今の増え続けるDV離婚からストーカー化という流れの根っこは男尊女卑観念から抜け出せない男のプライドにもありそうです。
さて、今後TPPの労働分野で労働市場がこじ開けられ、またISD対策の事前政策として移民受け入れを決定すれば非正規雇用さえも外国人に奪われるでしょう。そうすれば日本人の給与も移民並みに抑えることができ、こうして「底辺への競争」は進むわけです。日本人・外国人移民を問わず貧困層が増えれば、食料や生活必需品を安く供給できるほうが都合がよいとの理由で、現在行われているTPPの市場アクセス分野での交渉で譲りまくっても「消費者のためだ」と後々正当化できるでしょう。国産の高級品は国内外の富裕層が消費し、国内の膨大な貧困層には外国産の粗悪品が宛がわれるわけです。
まず介護や家事というヘルパー業務に携わる労働者を海外から受け入れようとしていますが、途上国や新興国から現役世代を受け入れれば親族のリタイア世代も呼び寄せるでしょうし、やがて現役世代も高齢者になって社会保障を受ける側になります。現役世代の労働者の頭数やGDPといった数字しか見ない政策を推し進めていると後で強烈なしっぺ返しを食らいます。人口構成の歪みこそがパイ縮小の原因だという本当に見るべき数字を見ないようにしているのでしょう。
数字を見ないようにしているもう一つの見本が原発問題です。列島内のどこにも捨て場の無い核ゴミが貯まり続けても再稼働を強行することや、原発の発電時の熱効率の悪さによるロス、過疎地に配置したがゆえの送電時のロスも、廃炉から事故時の補償までも含めた膨大なコストも、数字を見ないようにしているからに他なりません。国から無尽蔵にカネが注ぎ込まれる原発アリの電力事業に皆でたかる共犯関係はグローバリズムと同じ拝金主義が根底にあります。グローバル化によって生み出される貧困層は原発作業要員として必要だから格差拡大はむしろ都合がよいという確信犯ではないかと勘繰りたくなります。
人口構成の歪み=少子高齢化が日本の大問題なのですが、これは皇室にも縮図として現れています。時間の経過とともに否応なく高齢化は進み、女性皇族の臣籍降下によって皇室の少子化も進むわけです。対策は女性皇族が成年後も皇族として残れるようにする女性宮家の創設しかありません。間違っても旧宮家から移民を受け入れたりしてはいけないのです。安倍一党をはじめとする自称ホシュは、俗世の企業における女性の積極的登用をせず移民受け入れを推進するのと同様に、聖域の皇室でも女性宮家を創設せず旧宮家系国民男子の皇籍取得に躍起です。
男系固執主義者とグローバリストとは極めて強い親和性があるようです。TPP推進・原発推進・皇統の男系固執が拝金主義と男尊女卑をキーワードにつながりました。
長くなりすぎたので最強の布陣の他の作品には触れられずです。ところで…
某国民男子は陰陽師がいた時代の天皇を気取っている? na85