ゴー宣と関係ないですが、STAP細胞問題について思うことがあります。 まず彼女の博士課程の論文についてです。彼女の20P以上にわたるコピペを見逃した早稲田大学大学院は何をしてたんでしょうか? 学士の方はいくら「コピペダメ、ゼッタイ!!」といっても無くならず、大学側も論文の量や就職のことでそのまま卒業を認めているのが現実です。ですが、博士課程にもなればそんなことは流石にまかり通ってはいけませんし、彼女の論文の添削指導をした教授もいたはずです。また現在はコピペを発見するソフトウェアも開発され、厳重なチェックが以前よりしやすくなっています。それでも論文に疑問を抱かなかった早稲田大学大学院は人を育てることに感心が無いのかと憤りを感じます。 次にSTAP細胞問題の火付け役となった理研とマスコミが許せません。上記と同じですが理研は彼女を採用する際、博士課程の論文に目を通さなかったのでしょうか?より専門知識や論文、学術誌に触れる機会のある人々が多い中で彼女の論文を見れば疑問を持ったでしょう。現在の就活が厳選採用であるのと同じように理研も彼女の調査をしなかったのでしょうか?それと度重なる会見で彼女一人に責任を押し付けていた態度もひどいと感じました。 マスコミについてですが、1月にSTAP細胞の会見が開かれる際、その細胞が何なのか調べたのか、裏取りをしたのか疑問に思います。まさか権威ある学術誌「Nature」に掲載されたという理由だけで取り上げてないでしょうね?過去に朝日新聞が慰安婦問題を取り上げたときと同じ構図じゃないでしょうか? おそらくその程度の認識しかなかったから「やれ割烹着を着て、実験をしているぞー。家庭的なイメージだぞー。これからはリケジョだぞー」と報道するしかなかったんでしょうね。最初に細胞その物の性質より彼女の人間性を強調したせいで、疑惑を持たれてからは彼女の人格攻撃をする雑誌が現れたりしたんでしょう。 そして自分の日頃の鬱憤を晴らしたくてたまらない大衆は小保方氏を世間を騒がせた魔女と認識し、十字架に張り付ける。その後は「火あぶり」、ネットではまさしく炎上している。これが今のこの問題の状況だと思います。 ハッキリ言って私は「STAP細胞があろうが無かろうが、どうでもよか!!」という立場です。たとえそのような細胞があって人の臓器の再生が可能となり、彼女の言った「夢の若返り」が実現しようが興味ありません。「その再生医療は保険の対象になるんですか?」が私の第一声です。混合診療の拡大が政府や製薬会社の間でもてはやされ、TPPで医療分野を開放し、格差が増大した未来の日本社会の誰がその医療を受けるのですか?アメリカみたいに金持ちだけのかかりつけ医グループによって消費されるだけです。 この問題は日本社会の負の縮図となっています。上記したように慰安婦問題ともつながる要素があると私は思ってます。しかし日本人の多くはその実態に無意識のまま、一人の女性のバッシングに勤しんでいます。こんな国のどこに誇りを持てるのでしょうか?
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ゴー宣と関係ないですが、STAP細胞問題について思うことがあります。
まず彼女の博士課程の論文についてです。彼女の20P以上にわたるコピペを見逃した早稲田大学大学院は何をしてたんでしょうか? 学士の方はいくら「コピペダメ、ゼッタイ!!」といっても無くならず、大学側も論文の量や就職のことでそのまま卒業を認めているのが現実です。ですが、博士課程にもなればそんなことは流石にまかり通ってはいけませんし、彼女の論文の添削指導をした教授もいたはずです。また現在はコピペを発見するソフトウェアも開発され、厳重なチェックが以前よりしやすくなっています。それでも論文に疑問を抱かなかった早稲田大学大学院は人を育てることに感心が無いのかと憤りを感じます。
次にSTAP細胞問題の火付け役となった理研とマスコミが許せません。上記と同じですが理研は彼女を採用する際、博士課程の論文に目を通さなかったのでしょうか?より専門知識や論文、学術誌に触れる機会のある人々が多い中で彼女の論文を見れば疑問を持ったでしょう。現在の就活が厳選採用であるのと同じように理研も彼女の調査をしなかったのでしょうか?それと度重なる会見で彼女一人に責任を押し付けていた態度もひどいと感じました。
マスコミについてですが、1月にSTAP細胞の会見が開かれる際、その細胞が何なのか調べたのか、裏取りをしたのか疑問に思います。まさか権威ある学術誌「Nature」に掲載されたという理由だけで取り上げてないでしょうね?過去に朝日新聞が慰安婦問題を取り上げたときと同じ構図じゃないでしょうか?
おそらくその程度の認識しかなかったから「やれ割烹着を着て、実験をしているぞー。家庭的なイメージだぞー。これからはリケジョだぞー」と報道するしかなかったんでしょうね。最初に細胞その物の性質より彼女の人間性を強調したせいで、疑惑を持たれてからは彼女の人格攻撃をする雑誌が現れたりしたんでしょう。
そして自分の日頃の鬱憤を晴らしたくてたまらない大衆は小保方氏を世間を騒がせた魔女と認識し、十字架に張り付ける。その後は「火あぶり」、ネットではまさしく炎上している。これが今のこの問題の状況だと思います。
ハッキリ言って私は「STAP細胞があろうが無かろうが、どうでもよか!!」という立場です。たとえそのような細胞があって人の臓器の再生が可能となり、彼女の言った「夢の若返り」が実現しようが興味ありません。「その再生医療は保険の対象になるんですか?」が私の第一声です。混合診療の拡大が政府や製薬会社の間でもてはやされ、TPPで医療分野を開放し、格差が増大した未来の日本社会の誰がその医療を受けるのですか?アメリカみたいに金持ちだけのかかりつけ医グループによって消費されるだけです。
この問題は日本社会の負の縮図となっています。上記したように慰安婦問題ともつながる要素があると私は思ってます。しかし日本人の多くはその実態に無意識のまま、一人の女性のバッシングに勤しんでいます。こんな国のどこに誇りを持てるのでしょうか?