配信お疲れ様です。
皇太子殿下のおことば、さっそく読んだのですが、よしりん先生と同じように「昔ながらの共同体を大切にして、坂の上の雲を目指すより坂の下の土地を耕せ」というお気持ちをお持ちなのだな、ということが良く分かりました。それってずっと日本人が皮膚感覚で持っていた考え方だったのに、いつの間にか近代合理主義に毒されて失いつつあるものでしょうね。
共同体を担保とした公共という空間をずっと総覧してきた天皇の歴史が、明治の開国以来、近代と葛藤しながら現代から未来へ続いていて、その現場で今も葛藤なさっている皇太子殿下だからこそ、あのような強いおことばが自然と出てくるのかもしれません。そして近代合理主義と日本の伝統を重んじる皇室のしきたりの中で、日々葛藤し苦しんでおられる雅子妃殿下のお姿をずっと見ておられるお立場なので、近代と歴史の中で葛藤する日本の今の苦しい姿へのご想像が働かれるのだと思います。
皇太子殿下は将来、日本の歴史において最も強靭な天皇になられることは間違いないでしょう。そして殿下と雅子妃殿下という最も強靭な二人の血を引く愛子様は、皇太子殿下以上に強い天皇になられると確信しています。