na85 のコメント

 よしりん師範の結石の無事通過が確認されたことにまず安心しました。しかし出来やすい状態はしばらく続くと思いますのでお気を付けくださいますように。よしりん師範、木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、今週も執筆・編集・配信、ありがとうございました。

 今回の「ゴー宣」で皇統問題はいよいよ最大の山場に差し掛かったと見えます。自称保守論客とネトウヨが皇室の伝統だとして運動まで繰り広げた「皇統の男系絶対」の主張の起源と目的は、権威と権力を独裁者が掌握する共産主義革命にとって邪魔になる王室や宗教的権威を排除するため、歴史学(神話と古代史の連続性を否定)や生物学(Y染色体を重視して女系を否定)といった純粋科学によってその権威を葬り去ることにあったわけです。こうなってくると自称保守の学者やネトウヨに極左が混じっているという見方にも相当の真実味を帯びてきます。(――magomeさん、グッジョブ!)
 戦前戦中の日本にはゾルゲ事件の尾崎秀実を始めとする多くの共産主義のスパイが暗躍していました。三笠宮崇仁殿下も既に国内でスパイと接触し、ある程度洗脳された状態で南京の支那派遣軍総司令部に赴任し、さらに現地でもスパイと接触して洗脳が進み、そのような経緯によって戦後にはまるで撫順戦犯管理所帰りのような信念を持つに至ったのだと思われます。しかし昭和天皇は何と悲しい運命を背負われたのでしょう。先帝は同胞のために戦争の不拡大を望まれたのに、スパイに騙された政治家や軍人によって勝手に拡大され、そのスパイの側に弟宮まで加わっていた可能性が高いわけなのです。
 三笠宮崇仁殿下の赤い思想は当然御子息の寬仁殿下にも伝播されましたが、おそらく時代背景に合わせてその戦略を変えてきたのでしょう。戦後の反省ムードから左翼思想が全盛の頃には崇仁親王が赤い宮様として紀元節反対などの運動を展開し、揺り返しの予兆が起こりはじめた頃からは寬仁親王が男系絶対の世論の旗手となりました。左右真逆のように思えますが、どちらも国体を滅ぼさんとする意図は明確であるように思えます。神武天皇の即位日を建国の日と定められないなら皇室を仰ぐ正当性が失われ、皇統において男系に固執していては皇統が滅ぶのですから。
 そんな時代にあって田中卓先生は紀元節復活(皇室の権威の正統性)と女系公認(皇統の安定的継承)という二つの皇室保守・国体保守・皇統保守の戦いに参戦された国士中の国士だと言うことができます。よしりん師範も高森師範もその正統なる国士の系譜に連なっているわけであり、お二方を師範と仰ぐゴー宣道場はいよいよ国体を救う戦いにおいて重要なポジションを占めるような気がします。クライマックスは近いのでしょうか。

 「ウィキ直し!」も皇統問題に入ってきましたが、いきなり「独自研究が含まれている」との注意勧告には笑いました。その独自研究の文章は極左か極左の策略に乗ってしまった保守気取りかどちらが書いた文章かは判りませんが、極左スパイにしてもネット右翼にしても社会的な不遇感は相当なものでしょうから認められたかったのでしょうね。以後の添削も楽しみに待ちます。添削も『新天皇論』がクライマックスですね。

 「ザ・神様」でこんなに学術的な講座が聞けるとは思いませんでした(笑)。オオクニヌシはこれまで前進・破壊の荒魂と、友好・恵みの和魂しか目覚めていなかったわけですね。すぐにキレて友好から破壊に振れる、そんな不完全な心を察したからスクナビコナは「お前の腕っぷしは諸刃の剣だ」と言ったわけですね。兄と慕ったスクナビコナを失ったことで、一緒にいた日々に培った献身・愛の幸玉、知恵・思考の奇玉が目覚めてきた、それがオオモノヌシと考えれば整合性が付きます。いよいよ国譲り・天孫降臨という一つのクライマックスが近づいてきました。

 いろいろと クライマックスな ライジング na85

No.54 130ヶ月前

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