岸端編集長、今週も体調が悪い中で予定通りのライジング配信御疲れ様でした。予定通りに配信されることは嬉しいのですが無理を推しての配信は正直、編集長は大丈夫なのか心配になりますのでくれぐれもご無理なさらぬようお願いします。
　今回の遺骨収集と慰霊行事、そして神社参拝による顕彰を自分が混同していたことに気付かされました。以前にも祖母が支那事変で戦死した曽祖伯叔父に対して「骨が返ってきただけでも良かった」と喜んでいる一方で骨が返ってこなかった人々に対する悲しみを私たちに伝えていましたが、その一方で母は死後の自分の遺体に対して執着しないということを言っていました。その結果、私は自然と母が革新的な考えを持ち、祖母が保守的な考えを持っているのかなと最近まで考えていましたが、むしろ、母の方が保守的だったとつい最近になって解りました。たとえば家の墓は明治になってから作られたものでそれまでは一人一墓であり、埋め墓とは別に拝み墓という共同墓地も都市には存在していたそうです。
　以前に遊就館で期間限定で遺骨収集の様子が展示されていたのですがその時にもなんで千鳥ヶ淵に遺骨を納めているのかわかりませんでした。てっきりそのまま遺族の元へと返すものだとばかり思っていましたし、千鳥ヶ淵に収めること自体、骨が寂しがるのではと思いました。そして、遺骨収集は先祖の意志を受け継いだ志をのある人だけが集まって行う行事であって詐欺のようなことをやるような人はいないと頭から決めつけていましたが、これも間違った考えでどのような行事にも必ず怪しい詐欺師が蔓延るのだと思い知らされたように思います。現在では「戦前日本や特攻隊員の素晴らしさ」を宣伝文句に使って受講者を募集している自己啓発セミナーも増えているといわれ、靖国神社に祭られている英霊も怪しい団体の宣伝に使われないかとても心配になりますし、在特会などのネトバカ、ネトウヨが暴れまわるおかげで余計に英霊の存在が貶めれてしまわないかと考えてしまいます。
　我が國の共同体などの文化史を調べてみますと、千鳥ヶ淵のように骨をおさめる行為よりも遺体を動物と同じく河川、山、海などの自然に返す行為の方が遥かに國柄や伝統に即しているのではと思えてならないのですが如何でありましょう。遺体に執着するという行為はなんだか、ミイラやレーニン、毛沢東などの遺体保存と関連しているみたいでどうにも日本の國柄に当て嵌まらないと思えてならないのです。
　今回のライジングで厚労省と民間行事の負の部分が最もよく表れた事例を取り上げてくれたと思い、これは遺骨収集に限らず、今後もあらゆる場面でこのような問題が生じることと思います。そして、この負の連鎖は災害が大きくなればなるほど、露になってくるのでしょう。
　最期に、小林師範が 2014/01/16 のブログで「首相の靖国参拝は公的な祈りしか許されない」でネトウヨが「安倍首相が個人的な心情として『慰霊』をしても、『不戦の誓い』をしてもいいじゃないか」という無知蒙昧な罵倒を書き込んだようですが、ネトウヨ、ネトバカにとっては「英霊」と「犠牲者」の区別なんて全くついていませんし「慰霊」と「英霊」の違いについても全く分かっていないのです。その証拠に

>靖国神社は戊辰戦争で亡くなられた方々のお名前を後世に遺し、御霊をお慰めしようと、明治天皇が明治2年に創建されたもの

と勝手に決めつけて

>犠牲者の意味って「戦争や災害などで死んだり，大きな被害を受けたりした人」

と勝手に決めつけて「英霊」と「犠牲者」を同一視しているのです

そして

>戦争で亡くなった方の御霊をお慰めする神社で不戦を誓うことが何故冒涜になるのか、さっぱりわかりません。

と「不戦」が「非武装無抵抗」の意味であることすら理解しておらず、否定しようものなら

>いつから戦争を賛美する為の神社になったのでしょうか？

と「天皇制打倒」をほざく、左翼、サヨクと同じ発想で安倍氏の靖国神社参拝を無条件で絶賛して支持しているのです。

詳細はリンク先のURLに書かれています。

http://www.youtube.com/all_comments?v=agM9jzQPa-k

ネトウヨ、ネトバカや在特会などの嫌韓、嫌中運動には「天皇制打倒」と共産主義革命を目指す極左が入り込んでいる危うさが過去にも取り上げられましたが、ここで取り上げたネトウヨ、ネトバカの安倍氏の靖国三倍に対する見解は明らかに「天皇制打倒」をほざく、左翼、サヨクの見解と全く同じです。ですから、道場動画に荒しに来るネトウヨ、ネトバカは極左か極左の走狗であり、安倍氏は極左か、極左の走狗に支援されていると見たほうがいいと思います。