がんT のコメント

配信お疲れ様です。
「午年でうまくいく」という駄洒落に憤って(駄洒落は嫌いではありませんが、言う人物の問題です)ほぼ一週間、『大東亜論』を店頭に並ぶと宣伝されていた1月10日に書店に行き購入しました。分厚さに負けてなるものかと一気読みに拘った私は、翌日が出勤日のために即日の読破は断念しました。よしりん先生の回答にもあった通り睡眠を優先しました。そして11日、帰宅して読破に乗り出しました(余談ですが、このために「すべらない話」を録画しておいて見ることにしました)。
連載で読み続けるのも良いのですが、やはり一冊にまとまると読み終えて充足感が押し寄せてきます。登場人物の陰影や目の迫力に圧倒され、かつ緊張と緩和も味わいつつ、引き込まれました。随所に「おおっ」というような言葉もあり、印象に残りました。特筆すべきはやはり「一人でいて淋しくない人間になれ」という一文です。
来島恒喜の自刃の場面では息を呑み、戦慄が走りました。その後も同様です。
教科書や偉人伝の類では読めない側面を、改めて知りました。
現代と絡める以上、欄外がほとんど残っている意義も大きいと思います。渦の中より、出て外から見る視点を養うことになります。
この雄編が、今後も続く意義は大きいので、読み続けずにいられません。期待しております。
何度か読んで感想を送ることも、してみようかと思っております。

No.87 132ヶ月前

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