本日、天皇陛下が傘寿を迎えられた日の記者会見の内容を全文、読み終えました。

特に印象に残っているのが五輪勧誘活動は主旨がはっきりうたってあればともかく、と言いつつ、政策に触れてしまうかどうか、判断が難しいとご発言されたことで、安倍氏が行った皇室の政治利用が陛下の御心をたいへん傷つけているのではと思いました。
また、手術を無事終えられ、傘寿を迎えられたにも関わらず、しばらくはこのままでいきたいと思います、とご発言され、日々、国民の幸せを祈りつつ、勤めていきたいと思います、とご発言されました。そして、

天皇という立場にあることは，孤独とも思えるものですが，

とご発言されましたが、続いて

私は結婚により，私が大切にしたいと思うものを共に大切に思ってくれる伴侶を得ました

ともご発言されました。これまで散々、美智子皇后陛下、続いて雅子皇太子妃殿下、紀子妃殿下に対して罵詈雑言、誹謗中傷をしては商売にしてきた人々はこの発言をどう受け止めるのでしょうか？私としては女性皇族を傷つける行為は、皇室に対する逆賊行為に値することであり、陛下を苦しませる愚行以外の何物でもなく、陛下の心情はどれほどつらいものであったのかは私の想像の範囲を超えていると思えてなりません。

宮内庁発表、陛下のこの1年のご動静を読みますと、陛下は全国植樹祭に御臨場されたとのこと。陛下は海の生命だけではなく、山の生命にも配慮成されており、雅子妃殿下がご自身の誕生日の時にご発言された

「世界において地球温暖化や生物多様性の減少が現実の問題として進行して行く中、自然への畏敬の念を忘れずに、
自然とうまく共存していくことが、今後ますます大切になってくるのではないでしょうか。地球環境の恵みを将来にわたって享受できるよう、自然環境を守り、地球上の限りある資源を大切にして、持続可能な形での発展を達成していくために、
私たち人類の叡智を結集し、力を合わせて取り組んでいかなければならないのではないかと
感じています」

という内容も陛下の御意志に基づいているのではないのかという感想を抱きました。妃殿下のご発言と天皇陛下の植樹祭への御臨場は私にとって、大変力づけられました。これ以上書くと、私情に偏りすぎますので、ここまでとさせていただきます。

天皇陛下の誕生日に、皇室が安泰であることに、部屋に掲げている日章旗、および、天皇皇后両陛下のカレンダー写真、そして皇居に向けて感謝の心を込めつつ、例をして一日を終わらせることとします。