こいら のコメント

たまたま見たテレビのミヤネ屋で天皇陛下の80歳の誕生日のお言葉を聴いたのですが「自らの孤独な立場を支えてくれたのは戦争や震災から不屈の精神で立ち直った国民の存在が大きかった」とおっしゃっていました。
それから陛下がお車を(それも国産車を20年もお買い替えなさらないで)自分で運転されたり、皇后陛下と共に宮内庁の職員の方とテニスをなさっている姿などの映像を公開されたりしていて、ますます「開かれた皇室」の方針を推し進められていらっしゃってるご様子が窺えました。陛下ご自身が免許をご自分の意志でお取りになり、お車を運転なさることは驚きました。日々車を運転している国民の立場とはどういうものなのかを、体験としてお知りになりたかったのかもしれません。そんなことからも、やはりそれは天皇陛下という立場にご安住なされずに、常に一般の国民の方へお気持ちをお向けになられているお心がけが現れているのかな、とも思いました。
これから先も「開かれた皇室」への流れが主流になってくることは間違いないでしょう。先の戦争に至る過程で皇室が閉じられたことが、国民を軍国主義に巻き込み、敗戦とともに多大なる犠牲を強いたことを天皇陛下は後悔なさっているように思われます。天皇・皇室の「国民を総覧する高い地位」はそのままでも、より情報公開を進めて国民の総意が自然と天皇・皇室に向けられることを陛下はご祈念なさっておられると思います。
先日のゴー宣道場の結論として「我々国民はもっと天皇陛下のお気持ちをきちんと汲み取り、陛下のご心労を減らすべく務めることが国民の責務ではないのか」みたいなことでしたが、今一度、この思いを再確認してみようと思いました。

No.143 132ヶ月前

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