櫻井よしこ氏がこんな酷い嘘をつかなければならなくなったのはジャーナリストとして実力がなかったからだという指摘には恐怖を感じました。
自らの力量の無さを誤魔化しているうちに第二の安部英になってしまうなんて怖すぎます。
彼は人生の最後に自らの行いを徹底的に糾弾されて失意のうちに亡くなりましたが彼女はどうなるのでしょう
非加熱製剤と違って放射線による健康被害は因果関係を証明するのが難しいから大丈夫だと高を括っているのかもしれませんが
いずれ国民を大量被曝させた戦犯としてスケープゴートにされてしまうのではないかと思います

現在、被曝の問題に直面しているのは被災地だけですが、このまま無策をづつけていればいずれ放射能は日本中に広がってしまいます
被災地は２０ミリシーベルトまで安全だが他の地域は１ミリシーベルトを超えたら危険などというダブルスタンダードが許されるはずもありません
現代の科学技術ではＸ線やラジオアイソトープなど放射線や放射性物質を頻繁に使います
もちろん放射線や放射性物質は厳重に管理するように法律で求められていますが２０ミリシーベルトまで安全だということになるといろいろと整合がとれなくなってしまいます
こんな状態で放射線や放射性物質を安全に取り扱えるのでしょうか
まして原発の再稼働どころか建て替えや増設の動きさえあります
これでは多くの日本人が被曝の危険にさらされてしまいます
他人が被曝している時には櫻井よしこ氏の大嘘を歓迎していた者たちが、いざ自分が被曝するとなったら豹変するのは目に見えてます
そうなった時には東電や政府に批判の矛先が向かわないように
櫻井よしこ氏が都合よく悪者にされてしまうのではないでしょうか

原発をめぐる迷走を見ていると大戦末期の日本人の姿と重なります
戦況が悪化するにつれて現実を直視できなくなり
同調圧力の中で思考停止に陥ります
非合理な精神主義がはびこり
原爆を投下されても降伏を決められず聖断を必要としました
そして敗戦とともに国民は豹変します
戦争遂行にともなう犠牲や敗戦の苦しみを考えれば原発問題など比較にもなりませんが、どちらも日本人の短所が顕著にあらわれているように思います