櫻井の変節の経緯を知ると、悲しいものがありますが、だからといって、同情はできないですね。 櫻井は20年前には確かに正義感はあったと思います。そして、自身のキャスターというポジションにも限界を感じていたでしょう。しかし、一方で思い上がりもあったのでは?本当はテレビのバックボーンがあっての取材だったのに、全部自分の力で取材し、真実を暴き、大臣を謝罪に追い込んだと勘違いしていたのではないでしょうか。 さらに言うなら、彼女は自分に課せられた闘いから逃げたとも言えます。薬害エイズでは、スポンサーからも圧力はあったはずで、取材の前にプロデューサーへの説得など、自分の本来やりたいこと以外に大きく時間を割かれてしまうこともあったと思うのです。しかし、これこそが「凡人の闘い」なのです。周りのしがらみを越えて世に訴えることなんて、天才にしかできません。凡人は自分の周りを少しずつ変えていくことしかできないんです。なのに、彼女は「天才の闘い」を選んでしまった。凡人なのに…。 結局、彼女の選択が間違っていただけで、本来は彼女だけがその責任を負えばいいだけの話です。にも拘らず、彼女はポジショントークで生き残り、その悪影響は僕ら国民だけでなく、あろうことか皇室にまで及ぼしてしまった。 割に合わないですね。
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小林よしのりチャンネル
(ID:30637823)
櫻井の変節の経緯を知ると、悲しいものがありますが、だからといって、同情はできないですね。
櫻井は20年前には確かに正義感はあったと思います。そして、自身のキャスターというポジションにも限界を感じていたでしょう。しかし、一方で思い上がりもあったのでは?本当はテレビのバックボーンがあっての取材だったのに、全部自分の力で取材し、真実を暴き、大臣を謝罪に追い込んだと勘違いしていたのではないでしょうか。
さらに言うなら、彼女は自分に課せられた闘いから逃げたとも言えます。薬害エイズでは、スポンサーからも圧力はあったはずで、取材の前にプロデューサーへの説得など、自分の本来やりたいこと以外に大きく時間を割かれてしまうこともあったと思うのです。しかし、これこそが「凡人の闘い」なのです。周りのしがらみを越えて世に訴えることなんて、天才にしかできません。凡人は自分の周りを少しずつ変えていくことしかできないんです。なのに、彼女は「天才の闘い」を選んでしまった。凡人なのに…。
結局、彼女の選択が間違っていただけで、本来は彼女だけがその責任を負えばいいだけの話です。にも拘らず、彼女はポジショントークで生き残り、その悪影響は僕ら国民だけでなく、あろうことか皇室にまで及ぼしてしまった。
割に合わないですね。