いまだに「放射能は危険か」などというレベルで議論しなければならない、この現状に呆れます。最近、櫻井よしこ氏の顔を見るのが気持ち悪くて仕方ありません。マリー・キュリーが被曝して亡くなったのも、東海村ＪＣＯ臨界事故で２名が死亡したのも、「ストレスのせい」なのでしょうか。

フクイチ４号機の燃料棒取出しが始まりましたが、どうか無事に終わる事を祈っています。ツイッターで現場の状況を解説している、現場作業員のハッピーさん（@Happy11311）という方は脱原発の方なのですが、やらなければならないのだから、作業員の活動そのものまでネガティブに捉えるのはやめてほしい、といった内容の事をおっしゃっていました。

核燃料は３０トン精製するごとに、残土が２４０万トン発生するそうです。一昨年読んだ本に、世界で１６億８０００万トン以上の汚染残土が野ざらしになっている、とありました。現在はどれ程の量になっているのか想像もつきません。

掘り返した土地も、発電した土地も、使用後まで汚染しつづける技術（？）に、すがりつく理由などないのは自明の理のはずなのに、決して手離さない人達を説得する事はできるのでしょうか？