magome のコメント

今週も配信、御疲れ様です。ゴー宣道場開催もまじかに迫り、小林師範、岸端編集長、時浦師範代および、師範方、よしりん企画の方々は多忙を極めていると推察いたします。季節の変わり目であり、体調を崩しやすい季節でもありますのでくれぐれも御体調に気を付けてください。
東京五輪競技場について、小林師範はカブトガニと揶揄していましたが、まことに失礼ながら、カブトガニに失礼なのではないかと思いました。なぜなら、カブトガニは陸上の森林を始めとする植物に何の影響も与えないからです。もちろん、カブトガニに例えたほうが解りやすく、大衆に比喩の対象として表す場合は的確なのでしょう。しかし、もし、新東京五輪競技場が森林生い茂る神宮外苑に建造された場合、この建造物を空撮すれば、緑の葉にへばりついた害虫の繭、または植物病の一種とされる白カビ病の一種であるうどん粉病にしか映らないのではないのかと、競技場の完成想像図を見ながら思いました。
家庭菜園、花卉園芸などの植物の栽培、管理経験が少しでもされていればわかると思いますが、緑葉に白い物質が発見される場合、それは白カビ病であるうどん粉病に侵されているか、害虫が繭を作るほどに被害が出ているという意味であって、病害虫による浸食を意味する以外の何物でもないのです。よって、造園や園芸でも東京五輪競技場のような平たい白い建設物は絶対に立てませんし、庭園の規模を大きくした森林公園でも白く平たい建造物は空撮による想像図を考慮して絶対避けていると庭園に詳しい方から聞いたことがあります。
2020年の東京五輪競技場建設に賛同している人は恐らく、明治神宮や神宮外苑についての歴史も知らなければ、明治神宮に行ったこともなく、また、花卉園芸などの植物栽培はおろか、花見など、植物を鑑賞して楽しんだという経験も全くないのでしょう。明治神宮は新宿御苑と並んで東京都23区内の数少ない野生動物の生息地で、現在では狸は勿論、土竜の目撃例があるほどに自然豊かな場所となりました。植物、鳥類、昆虫類や爬虫類を含めたら通常、都心部では絶対に見られない希少野生種がもっといるだろうと推察され、皇居と並ぶ、我々東京都民にとって自慢の場所でもあるのです。これは何も自然愛好家だからというだけではなく、大阪や名古屋などの大都市と違い、大都市の中にある歴史ある自然園という意味で、我が國における貴重な存在であるという意味でもあるのです。
 また、東京五輪競技場が建設されると周囲の気温が変化して生態系が乱れるのではないのかという話も聞きました。東京五輪競技場が鉄筋コンクリートで建造されればそれだけ鉄筋コンクリートが真夏に真夏日の熱を吸収し、冬には寒さを媒介するので神宮内縁、外苑周囲の気温が急変動し、生態系に影響を及ぼすのではないのかと言われています。皇居周辺に鉄筋コンクリートの構造物の高さを規制したのも、皇居の内部をのぞき見ることを避けると同時に鉄筋コンクリートの乱造による皇居周辺の気温の急変動を考慮してのことでもあったという話も聞きました。
 熱帯夜に森林豊かな公園に入れば気温や湿度が数字上同じであるはずなのに急に体から暑さが抜けて心が落ち着く経験をしたことがありますが、この経験は恐らく、東京五輪競技場建設予定地である神宮外苑でも同じ経験をされた方が多数いると思います。もし、競技場が建設されたら景観だけではなく、周囲の気候も乱されることになるでしょう。結論からして、東京五輪競技場は森林を浸食する害虫の繭か白カビなどの病原体を表している以外の何物でもありません。よって、東京五輪競技場は東京に降り注ぐ病魔であることは建設地と建造物からしてもう、明らかだといっても大袈裟ではないと思います。
 泉美師範の「ザ・神様」のオオナムチの成長ぶりは痛快です。かつて、あれだけ痛めつけられたオオナムチはオオクニノヌシとなり、痛めつけていたヤソガミはもう、眼中にすらないほどの小さい存在になってしまう。人間も飛翔するときはこのような存在なのだとなんだか、自分が勇気づけられた気持になってしまいましたが、これは間違ったとらえ方でしょうかね?でも、飛翔するのはいいけど、調子に乗ってしまうのも人間も神も同じだそうで、そのあと、ほとんどの人間は失敗してまた再度やり直しなのですが、果たしてオオクニノヌシはどうなのでしょう?
 来週は道場の開催もありますのでいつもより多忙を極めるでしょうがくれぐれもお体を大切に。それと、来週の大東亜論はどのような展開が待っているのか?楽しみいっぱいで期待しています。

No.70 136ヶ月前

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