まず告白します。８日５時２０分にNHKを見ながら、ロゲ会長が「トウキョー」と言った瞬間「やったー」と叫んだことは事実です。本当はイスタンブールであればいいのにと思っていた（理由は後述）。でも、東京に決まった瞬間叫んでしまった。そして久子妃殿下や佐藤選手のスピーチは感動しました（男たちが酷すぎただけに余計輝いた）。勿論このお二方を政治利用した現実は残さねばなりませんが。

　さて告白はここまでにして本題に入ると、この招致決定におけるまでの安倍・猪瀬・竹田の言動は永久保存でいいでしょう。この人たちを見ていると、福島をはじめとする被災地は招致に「邪魔」と認めたにも等しいですから。もうプレゼンを聞いて、「他の国になればいいのに」と何度思ったことか（ネットでもさすがに呆れられてた）。そして、決まったらメディアは大政翼賛会のように批判意見は許さないような状況になっています。招致委員会は偽の「錦の御旗」を幕府に突きつけた新政府軍のようです。そこで、「会津藩」や「蝦夷共和国」であり続けるにはとてつもない覚悟がいります。