トンヌラ のコメント

>石破はまず「『自衛隊が軍でないなによりの証拠は軍法裁判所が無いことである』という説があって…」と発言している。
>これは自称保守派が全員一致でよく言うことだが、例によって自称保守派が全員一致で言うことはまずウソである。

 「保守」を自称するものの大半が愚にもつかない馬鹿者、といったご主張には同意しますが、だからと言ってその主張を「ウソ」と断ずるには、個別的に明確な反論が必要でしょう。
 ご参考までに。↓

 「自衛隊が軍隊でない、ということについて、この際、改めて説明しておきましょう。
 一番大きいのは、自衛隊が国内法上は、単なる一行政機関に過ぎず、具体的には、呼称こそ違え、もう一つの警察に外ならない点です。
 ご指摘の、自衛隊がポジリストで規制されている=法律に明記されていない活動を行うことはできない=権限の行使は(人権保障がそのねらいであるところの)法治主義の原則による、という事実、がそのあらわれです。」
(太田述正コラム#2985(2008.12.20))
http://blog.ohtan.net/archives/51381239.html

>重罰を科さなければ、自衛隊員は出動命令に従わない可能性があると、石破茂は言っているのだ!

 あらゆる可能性について考えるのが安全保障の基本なのでは?石破氏が「これは気をつけてモノを言わなければいけないんだけど」と前置きしている意味・意図を汲む必要を、私は、感じます。

 また、石破氏の主張とは別に、私は自衛隊員の出動命令拒否には厳罰を科さねばならないと思います。理由は、隊員の選択の自由を奪うことで、隊員に「選択の自由という重荷」を科すことを避けるためです。
 各隊員に選択の自由を認めた場合、その選択の正邪・結果の功罪の責を各隊員に負わせることになります。私は国家の政策決定の責と行為・結果の責の所在を分けるべきではないと考えます。国家(政治家)が悪役になることで隊員(国民)を守ることができるのなら、国家は進んで悪役にならねばならない、と私は考えます。

No.64 138ヶ月前

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