配信お疲れ様です。
私はイギリス王室にあまり関心は無いのですが、今回のキャサリン妃の出産に関して、赤ちゃんの性別はどちらでもいいというような空気がちゃんと醸成されているように感じて、どうしても雅子妃殿下の状況と比較してしまい、歯がゆいような悔しいような複雑な感情を抱いてしまうのです。イギリス王室もダイアナ妃がパパラッチに追いかけられて事故死してしまった事を考えると色々大変な事情を抱えてるようですが。しかし、少なくとも生まれてくる赤ちゃんとその母親に対する敬意というものはイギリスの方が持っているようですね。日本国内も子供が生まれてきてくれる事そのものを祝福するムードですが、男尊女卑の因習によって今まさに苦しめられている自分の国の妃殿下と、その後ろにいる多くの女性達にも少しはその気持ちを向けて欲しかったように思います。
藤原宮子の時代は今のように国民主権もない時代で、臣下が中傷したり、自分勝手な伝統観を押しつけ恫喝するようなことも無かったであろう事を考えると、民間の出の皇后陛下と雅子妃殿下の心にどれだけのプレッシャーがあったのかは察するに余りあります。いつか遠くない未来に回復すると信じて、天皇陛下、皇后陛下、皇太子殿下とともに、私もお祈り申し上げたいと思います。
今週のよしりんを読んで「小林よしのりは仲良くしていた人でも考えが違うと激しく批判するヒドイ奴だ」と非難する人々がいたのを思い出しました。そういう人は読者との信頼関係についてどう考えているのだろう？と思ってしまいます。明らかに間違った事を言っているのに、昔のよしみだからとか、同じグループだから批判をしないと言うナァナァ論理は、読者にとっては「？？？」でしょう。先生が一緒に何度も仕事をした人を批判する辛さは理解できますし、だからこそ読者も先生を信頼して一緒に成長していけるのだと思います。こういう事を言う人は自意識を肥大させて、自分も論壇グループの中にいるような感覚なんですかね。昔小林先生が指摘した「議員バッジを付けてない国会議員」みたいな感じで。いずれにしても理解できませんね。