貴族院について、僕は今回のようにきちんと教えてもらったことはありませんでした。そのため、何のための議院で何の役割があったのか曖昧で、特権階級だとか、民主主義に抵抗しているとか、悪いイメージを植え付けられたように思えます。 おそらく、それは民主主義絶対主義がはびこっているせいで、貴族院それに都合の悪い存在なので、黙殺されてきたのでしょう。 みんな、民主主義を唯一無二の価値だと信じて疑わず、疑問を差し挟む発想すらありません。 実際には、ヒトラーの例を出すまでもなく、大衆化した国民が政治を動かすこの制度は非常に危険な要素を秘めていますが、今の日本では、「国民の審判」だとか、「国民に選ばれた」とか、国民の判断が正しいことを前提にした言葉がまかり通っています。 もしかしたら、国民は自分達が大衆かもしれないということを認めたくないのではないのでしょうか?馬鹿だと認めるようなものですから。(勿論、僕も大衆だと認めるのはやぶさかではありません) しかし、それを認めないことには、同じ間違いをして自分達が苦しむことになります。本当に国のことを考えるのなら、自省しつつ、国民の暴走を制する方策を議論すべきでしょうね。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:30637823)
貴族院について、僕は今回のようにきちんと教えてもらったことはありませんでした。そのため、何のための議院で何の役割があったのか曖昧で、特権階級だとか、民主主義に抵抗しているとか、悪いイメージを植え付けられたように思えます。
おそらく、それは民主主義絶対主義がはびこっているせいで、貴族院それに都合の悪い存在なので、黙殺されてきたのでしょう。
みんな、民主主義を唯一無二の価値だと信じて疑わず、疑問を差し挟む発想すらありません。
実際には、ヒトラーの例を出すまでもなく、大衆化した国民が政治を動かすこの制度は非常に危険な要素を秘めていますが、今の日本では、「国民の審判」だとか、「国民に選ばれた」とか、国民の判断が正しいことを前提にした言葉がまかり通っています。
もしかしたら、国民は自分達が大衆かもしれないということを認めたくないのではないのでしょうか?馬鹿だと認めるようなものですから。(勿論、僕も大衆だと認めるのはやぶさかではありません)
しかし、それを認めないことには、同じ間違いをして自分達が苦しむことになります。本当に国のことを考えるのなら、自省しつつ、国民の暴走を制する方策を議論すべきでしょうね。