先日、原発のPRツアーに参加しました。
終始耳にしたのは、「”新基準”は全てクリアする」という意気込み。
つまり「何が何でも再稼働する」という意思のみが伝わりました。

経理マンの視点で、私が注目したのは、
「原子力発電施設は今も稼働している」ということです。
いや、もちろん、大飯原発以外は「原子炉は稼働していない」です。
しかし原子炉が未稼働でも、周辺の設備等を動かしたり検査したりする必要があり、その施設だけでも千を超える関係者が働いていました。
その膨大なコストは、それに対応する売上（原子力発電による売電）が無いわけですから、当然「回収」ができない。
つまり、一時しのぎの商売人の感覚ならば、「何が何でも再稼働（売上）を目指す」というのは、ある意味「理（利）にかなっている」と思いました。
でも、そこには、倫理が無い！　なにより未来が無い！！

商売人の限界は、政治が正しく導くべきだと思います。
ところが、政治家が商売人のような存在になっている。
「ノブレス・オブリージュを発揮しうる政治家」など、どうやって生み出したら良いのでしょうか？
少なくとも私は、「一時しのぎ」しか考えていない政治家や経営者に、
君が代なんか歌って欲しくないです！！