しんや のコメント

二度目のコメント失礼します。
「陛下のご真意は女系への継承資格の拡大である」ということをお疑いの方は『新天皇論』第13~15章を、先生の「直系長子を優先すべき」という意見について疑問のある方は第31~33章と36章、あと第16章の170頁を読んでからコメントされることをお勧めします。
愛子様か、悠仁様か、という話なら372頁に書いてあります。

『新天皇論』でも引用されていましたが、陛下のご真意についてはこちらもご参照を。

ご即位二十周年の記者会見
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h21-gosokui20.html


「(前略)皇室についてはこの先,皇族方の数が非常に少なくなり,皇位の安定的継承が難しくなる可能性があるのが現状です。(後略)」
陛下のお答え
「皇位の継承という点で,皇室の現状については,質問のとおりだと思います。(後略)」

「皇位の継承という点で」と仰っていますから、民主党政権が始めた「天皇の公務の助けのための女性宮家の創設」だけでは、陛下が憂慮されている事態を解消できないのです。女性宮家創設は渡辺前侍従長の発言のとおり、「喫緊の課題」であり、それでも将来必ず訪れる危機のために、女系公認は必須です。

男子を優先か男女平等か、という点についての陛下のお考えについては『新天皇論』の148頁に書いてあります。

平成十三年のお誕生日の会見
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h13e.html
「皇族の立場について男女の差異はそれほどないと思います。女性皇族の立場は過去も大切であったし,これからも重要と思います。」

平成十七年のお誕生日の会見
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/kaiken-h17e.html
「皇室の中で女性が果たしてきた役割については私は有形無形に大きなものがあったのではないかと思いますが,皇室典範との関係で皇室の伝統とその将来についてという質問に関しては,回答を控えようと思います。(中略)
女性皇族の存在は,実質的な仕事に加え,公的な場においても私的な場においても,その場の空気に優しさと温かさを与え,人々の善意や勇気に働きかけるという,非常に良い要素を含んでいると感じています。(後略)」

No.55 132ヶ月前

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