magome のコメント

岸端編集長、小林師範、泉師範、時浦師範代、今週も多忙の中、配信お疲れ様でした。

今週の「ゴー宣」、「ザ・神様」ともども読みどころ満載でした。

ゴー宣で遊郭が取り上げられたとき、真っ先に思い浮かんだのが実家にかつてあった遊郭でした。私の母が子供のころは祖父母が経営していた店に遊郭で働いていた遊女が仕事前か仕事明けの朝から昼にかけて来店していたという話をよく聞きました。しかし、公娼制度が廃止されてから十年足らずで、実家がある地域は遊郭があったという理由で地名も由来とは何の関係もない名前へ改称され、「臭いものに蓋をする」かのごとく、再開発が進み、その面影も跡形も完全になくなりつつあります。兵隊を慰めた慰安婦に限らず、戦後においても他の職業についている人々と同じく復興に貢献してきた花魁を「奴隷」として排除し、町ぐるみで封殺しようとする現在人はいったい、歴史をどう見ているのか、心底、腹が立って仕方がありません。安倍氏や安倍氏の支持者は「戦後経済復興の再来」を掲げ、公共事業も「戦後経済復興」を方針として掲げていますが、戦後経済復興に貢献した人々の中には今回の「ゴー宣」で取り上げられた遊郭の遊女や花魁を始めとする、「慰安婦」たちがいたことを無視し、挙句の果てに遊女を「奴隷」として貶めている矛盾に気が付かないのでしょうか?

泉師範の「ザ・神様」で読みたかった因幡の白ウサギ。サメか、ワニのどちらがでるか楽しみでしたが、腹黒いサメだったんですね!でも、腹黒さでは白ウサギの方が一枚上手だったが、詰めが甘かったという。ウサギというと弱く、純粋であるという印象が今までありましたが、実は見かけによらず腹黒く狡猾で、しかし詰めが甘いという所から皆々に可愛がられ愛されているということなんだと解りました。そして、サメたちはガラが悪いが挑発に乗りやすく、発想が単純。ウサギを飼っていた友人が以前言っていたのですが、ウサギは結構狡猾で油断していると部屋を荒されまくり、それは猫や犬より厄介なのだそうな。そして、魚群行動学を研究していた友人によるとサメは魚の中でも最も餌などの挑発に乗りやすい一種で、「操ることが簡単」だといっていました。アニミズムは自然を隈なく知りつくしていることが日本神話でも証明されていますね。「ザ・神様」次回も待ち遠しいです。

No.6 138ヶ月前

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