配信お疲れ様です。
小林先生は以前、慰安婦論争の時に「慰安婦が性奴隷ならば野球選手は球奴隷でワシは漫奴隷か！？」と訴えてましたね。去年『ヨイトマケの唄』が日本中を感動させていましたが、あの歌に出てくる母ちゃんはその理屈にならって言えば、哀れな奴隷でしかなく、泥にまみれて子供を育てた偉大な母で戦後日本の原風景などと美化することは決して許されない事であり、それに疑問を持つことはセカンドレイプにほかならないという事になると思います。このように現代の価値観で過去を裁くということは、他者を慮る事も出来なくさせ、物語の機微を感じる人の心をも無味乾燥にしてしまい、人間の尊厳を貶める事にも繋がりますね。その偽善的な正義の魔の手が、その国の根幹であるクニガラにまで伸びて破壊し尽くすというのがグローバリゼーションならば、それを何とかして止めようとするのが政治家の使命だと思うのですが……。私達が出来る範囲でやるしかないんですかね。何か世界がどんどん酷薄で退屈なものになり、ニヒリズムの浸食が止まらなくなりそうで嫌な感じです。

花魁と言えばヘルドライバーの花魁ゾンビはカッコよかった