「河野談話」の全文をきちんと読んだ事はありませんでした。「安倍に河野談話の見直しはできない」という意味が、さらにはっきりと理解できました。見直すどころか、河野談話を「補強」してしまったのが安倍だったんですね。
　僕自身は左翼的な所があるので、人類全体が「人権」というものを見直す事もいつか必要になる、とも思うのですが、日本だけが、「慰安所というレイプを防ぐ必要悪の装置」の側面を無視して糾弾されるとなれば、話は別です。

　「「当時は必要だった」というところから、その当時の時代背景を徹底的に論証して、正面突破する」事をできる政治家が、はたして日本にいるかどうかは、残念ながら疑わしいところです。日本人全体が、結局はまだまだ自虐史観にどっぷり浸かっているという事が、今回の一件でハッキリしたように思います。