「読書離れ」の話題に注目していただいたようなので、少しだけ補足。 私自身、あらためて考え直してみたのですが、「昔の人はもっと本を読んでいた」というのが、実は懐古主義的な幻想だったのかもな、と。 昔も今も、「読む人は読む・読まない人は読まない」、そして読書家であろうとなかろうと「バカはバカ・頭いい奴は頭いい」ということなのではないでしょうか。 過去の『ゴー宣』でも、恐らくさほどの読書家というわけでもなさそうな庶民が本質を突く発言をする場面や、博覧強記の知識人が狂っていく場面が描かれてきましたものね。 「読書」はあくまで行為でしかなく、そこから何を学び取るのかが重要。 また、生まれつき「読書」を苦痛に感じる体質を持つ人も一定割合で存在するとのことで、今の世の中であれば、本人次第で読書以外からも色々な学びを得ることが可能。 「読書」のメリットは幾重にも及ぶものだとは思いますが、個人的に「読まなければバカになる」「読んでいる人は大丈夫」のように、「読書」そのものを特別視して、短絡的な発想に陥っていたかもしれないことに思い当たり、少し反省しております。
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小林よしのりチャンネル
(ID:2345820)
「読書離れ」の話題に注目していただいたようなので、少しだけ補足。
私自身、あらためて考え直してみたのですが、「昔の人はもっと本を読んでいた」というのが、実は懐古主義的な幻想だったのかもな、と。
昔も今も、「読む人は読む・読まない人は読まない」、そして読書家であろうとなかろうと「バカはバカ・頭いい奴は頭いい」ということなのではないでしょうか。
過去の『ゴー宣』でも、恐らくさほどの読書家というわけでもなさそうな庶民が本質を突く発言をする場面や、博覧強記の知識人が狂っていく場面が描かれてきましたものね。
「読書」はあくまで行為でしかなく、そこから何を学び取るのかが重要。
また、生まれつき「読書」を苦痛に感じる体質を持つ人も一定割合で存在するとのことで、今の世の中であれば、本人次第で読書以外からも色々な学びを得ることが可能。
「読書」のメリットは幾重にも及ぶものだとは思いますが、個人的に「読まなければバカになる」「読んでいる人は大丈夫」のように、「読書」そのものを特別視して、短絡的な発想に陥っていたかもしれないことに思い当たり、少し反省しております。