時浦さんの「ヒトラーとジャニーズ問題」の最後に、キャンセルカルチャーとボイコットを混合している人が居ると知って愕然としているところです。 そもそも、ボイコットというのは不買運動であって、相手の「供給する自由」は存在しています。それに対してキャンセルカルチャーというのは、「相手の存在そのものを無いものとする」というイジメでいう無視であり、存在を無き者とする弾圧です。キャンセルカルチャーが人権侵害であるという以前にボイコットとの違いが分からないとは、考えの至らなさもそうですが、あまりにも無責任過ぎて言葉を失ってしまいます。 もしかしたら、キャンセルカルチャーとボイコットを同一視している人は、弾圧されてもやり直せると考えているのではないでしょうか。だとしたら凄まじく甘いと言わせていただきます。 キャンセルカルチャーを進めた後とは、過剰なる弾圧によってその文化芸術のノウハウだけでなく、その周辺産業まで消えてしまうということです。 草木を刈ってもまた生えてくるなんて易しい話ではありません。如何に貴重な植物といえども、それに僅かな(人にとっての)毒成分が含まれているというだけで、危険だから植物が存在している土壌そのものまで削り取ってしまえというのがキャンセルカルチャーです。
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小林よしのりチャンネル
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時浦さんの「ヒトラーとジャニーズ問題」の最後に、キャンセルカルチャーとボイコットを混合している人が居ると知って愕然としているところです。
そもそも、ボイコットというのは不買運動であって、相手の「供給する自由」は存在しています。それに対してキャンセルカルチャーというのは、「相手の存在そのものを無いものとする」というイジメでいう無視であり、存在を無き者とする弾圧です。キャンセルカルチャーが人権侵害であるという以前にボイコットとの違いが分からないとは、考えの至らなさもそうですが、あまりにも無責任過ぎて言葉を失ってしまいます。
もしかしたら、キャンセルカルチャーとボイコットを同一視している人は、弾圧されてもやり直せると考えているのではないでしょうか。だとしたら凄まじく甘いと言わせていただきます。
キャンセルカルチャーを進めた後とは、過剰なる弾圧によってその文化芸術のノウハウだけでなく、その周辺産業まで消えてしまうということです。
草木を刈ってもまた生えてくるなんて易しい話ではありません。如何に貴重な植物といえども、それに僅かな(人にとっての)毒成分が含まれているというだけで、危険だから植物が存在している土壌そのものまで削り取ってしまえというのがキャンセルカルチャーです。