希蝶 のコメント

>>38
 参考になるかどうかわかりませんが、記してみます。

「私は最初から、渋谷だの大久保だのと云ふ郊外へ隠遁するよりも、却つて市内の何処かに人の近づかない、不思議なさびれた所があるであらうと思つていた」(谷崎潤一郎『祕密』)

 確か、「春の小川」のモデルは、「渋谷川」の支流の「宇田川」の、そのまた支流にあたる「河骨川(こうぼねがわ)」だったと覚えています。今も流れていれば…暗渠じゃなくて、と。

 かつて「東京山手急行電鉄」という東京郊外環状鉄道線計画があり、井の頭線の明大前駅あたりで、クロスする予定だったそうです。元々井の頭線が「渋谷急行電鉄」とかいう名称で、山手急行の支線だったそうで、本線の山手急行が'(資産不足などにより)実現しなかったという歴史があります。
 できていたら、「渋谷」はどうなっていたのか、とか想像します。やはり、今の道玄坂みたいになっていたのか、それとも、人の流れがかわって、渋谷川なども健在だったのか…。

 江戸川乱歩の小説にも、在りし日の東京市の描写がよく出てきますが、首都として、人口が増え、都市化がすすむのが宿命だったのか、ということを思ったりします。先日、NHKスペシャルで関東大震災の被害の話をやっていましたが、陸軍被服本廠のような火災禍が起こるのも、その事象の一つなのでしょうか?

 「らんまん」の時代から大分離れてしまいましたが…、都市は成長もし、あるいは過疎化する場合もあるので、不変を望むのはよくないことなのでしょう。
 …下らないことを記しました。

No.43 8ヶ月前

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