ふと思う事があるのですが、動物には動物の特別な感覚を持ち、人間には人間の特別な感覚が備わっていると気づきました。

動物には、地震などの自然災害を予知する感覚が備わっており、実際に起こる前に逃避行動を取ったり、あわただしく落ち着かない行動を取ります。
人間には、相手を不必要に痛めつけたり、苦しめたりすると罪悪感に苛まれ、地獄へ落ちるのでは？死んだ後が怖い、という特別な感覚が備わっており、死が近くなると落ち着かなくなったり、懺悔したり冥福を祈ったりします。

無論、その感覚の働きなど捉えきれるものではないですが、実際にはそういう働きが僕らには存在してます。
その特別な感覚を無視して、行動するのは人間としての生き方や、人道に外れた生き方に直結する気がします。
特別な感覚を無視すれば動物は災害で死んでしまうし、人間は…、どうなるんでしょうね。

しかし、実際には特別な感覚は現実では維持しづらく、現実を生きないといけない、あるいは勝手な欲望の元、えげつなく、むごたらしく、苦しませ痛めつける。
仕事でさえ手荒に扱い、肉体的、精神的に過労死させるという行為が、平気で成され、もはや特別な感覚は完全に失われてしまったとさえ思います。