たけまる のコメント

キリスト教の教えについてなのですが、ニーチェの思想を勉強すると見えてくるものがあるのかもしれないなと思っております。
個人的に以前からニーチェの思想に関心があり、NHKの『100分de名著』をアーカイブ視聴したり、永井均『これがニーチェだ』(講談社現代新書)という入門書を読んだ限りでの受け売りなのですが……。
有名な「神は死んだ」という表現は、正確には「キリスト教信者がGODという存在を殺してしまった」という意味なのだそうです。
ニーチェは無神論者ではなく、原初的なカミやGODの存在は認めており、イエス・キリストの思想を否定していたわけでもないようです。
どちらかといえば、イエス・キリストの思想を利用して「キリスト教団」を作り上げたパウロ、そして「普通の人間が守れるはずもない規律を課すことで、ありもしない罪の意識を背負わせる」ことになる教団の教えに対して批判的なスタンスです。

全く勉強不足であまり大きなことは言えないのですが、ニーチェを学んでいると、ブッダや老子などの東洋思想との関連性も見出せるように感じます(「全く違う」といえる部分もあると思いますが)。
少なくとも、イエス・キリストの思想と、キリスト教団の教えは別物になっている、ということは言えるのかもしれませんね。

No.184 14ヶ月前

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