自分には、幼少期に何度も何度も読み返し、両親を呆れさせていた絵本がありました。山中恒の『なんでもポイ!』という本です。主人公はマリコという女の子なのですが、だらしがなくて、片づけなどが出来ず、いつもお母さんに叱られていました。ある日、マリコは庭に大きな穴を見つけます。部屋を片付けるのが面倒くさいマリコはそこへおもちゃや本など、全てをポイ!します。一時は、綺麗になった部屋を見た母親から褒められたりするのですが、すぐに調子に乗ったりして、おまけに意地悪ばかりする兄に、悪さをチクられたりして、どうにも思い通りになりません。そして、とうとう母親や兄までも、その穴に全てポイ!してしまうのです。最初はせいせいしていた気分が、やがて、夜になり、心細くなり、口うるさい母親や、意地悪ばかりすると思っていた兄の良いところに気づき、泣き出してしまうのです。しかし、それは全て夢の出来事というストーリーなのですが…これって、なんでもかんでもキャンセル(ポイ!)する事を戒めている本なんですよね。山中恒というと"左翼の人"というイメージですが、何でもかんでもキャンセルしてたら世の中つまらないよ♪というメッセージが詰まっていたと、今でも、そう受け止めています。 はたしてGODは、アジアや中東、アフリカの人々をも"創造した"という自覚があるのでしょうか?自分は無いと思います。だったら、そんな教義、殊更全て有り難がる必要なんて何処にも無いと思います。自分の気に入らない事は全てポイ!(キャンセル)するなんて、どうかしてるぜ!
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:116072045)
自分には、幼少期に何度も何度も読み返し、両親を呆れさせていた絵本がありました。山中恒の『なんでもポイ!』という本です。主人公はマリコという女の子なのですが、だらしがなくて、片づけなどが出来ず、いつもお母さんに叱られていました。ある日、マリコは庭に大きな穴を見つけます。部屋を片付けるのが面倒くさいマリコはそこへおもちゃや本など、全てをポイ!します。一時は、綺麗になった部屋を見た母親から褒められたりするのですが、すぐに調子に乗ったりして、おまけに意地悪ばかりする兄に、悪さをチクられたりして、どうにも思い通りになりません。そして、とうとう母親や兄までも、その穴に全てポイ!してしまうのです。最初はせいせいしていた気分が、やがて、夜になり、心細くなり、口うるさい母親や、意地悪ばかりすると思っていた兄の良いところに気づき、泣き出してしまうのです。しかし、それは全て夢の出来事というストーリーなのですが…これって、なんでもかんでもキャンセル(ポイ!)する事を戒めている本なんですよね。山中恒というと"左翼の人"というイメージですが、何でもかんでもキャンセルしてたら世の中つまらないよ♪というメッセージが詰まっていたと、今でも、そう受け止めています。
はたしてGODは、アジアや中東、アフリカの人々をも"創造した"という自覚があるのでしょうか?自分は無いと思います。だったら、そんな教義、殊更全て有り難がる必要なんて何処にも無いと思います。自分の気に入らない事は全てポイ!(キャンセル)するなんて、どうかしてるぜ!