昭和43号 のコメント

先週と今週のライジングは、日本の男色文化をほとんど知らなかった自分にとって本当に驚きの連続でした。

まず、その始まりが最も禁欲そうな僧侶だったことが以外過ぎました。確かに日本には奈良時代から非公認の半僧半俗僧(私度僧または優婆塞)が多くいたし、中世には親鸞や一休のような破戒僧とされる僧もいたし、戦をする僧兵もいました。お世話になった住職さん(臨済宗)にも「仏教の戒律はあってないようなもの」と教わったこともあります。男色を含めた戒律の緩さは日本仏教の特色と云えるのかもしれません。
検索すると、ジャニ―喜多川の父親・喜多川諦道は米国高野山大師教会の僧侶だったそうですが、これも日本仏教に伝わる男色文化と何か関係があるのでしょうか。

武士の男色についても、そこまで広く浸透していたとは知りませんでした。しかも男の中の男という印象が強い薩摩隼人たちに最も盛んだったとは。
さらに、厳格に軍規を守り日清・日露戦争を勝利に導いた明治の日本軍、その将兵たちが男色で固く結ばれていたとは。
閉鎖的な環境に置かれた男衆が「どうなるか」がよく理解できました。

No.54 14ヶ月前

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